家電量販店などで中古スマホの売り場が増えました。
日本で販売されているiPhone以外のスマホの多くは、SIMフリーであっても受信できる周波数が決まっています。
だからせっかく中古スマホを量販店で購入してきても、結果的に自分が契約している電話会社には使えない、または受信できる周波数が少なく、使いにくいという状況がありえます。
このように、少なからず買ってしまってから後悔している人がいるようですので、中古スマホの購入に限らず新品購入であっても「スマホ自体の周波数と自己の契約会社周波数の合致調査」を事前にお勧めします。
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対応バンド縛り問題とは
対応バンド縛り問題とは以下の経緯がありました。
日本メーカー中古スマホ事情
以前は通信キャリア(携帯電話の通信事業者)のオーダーで、スマホの工場出荷前に、「SIMロック」と「周波数帯域縛り」が日本メーカーのほとんどのスマホに施されていました。
これはスマホメーカーの本意ではなく、キャリア(携帯電話の通信事業者)からの納品条件です。
自分の会社にしか使えない、オーダーメイドのスマホを通信料金とセット販売して、顧客離れを防ぐという手法を、日本政府が長年許してきたという歴史があります。
その後にSIMフリーという点が改善されても、「周波数帯域縛り」の中古スマホが市場に多くあります。
これがいわゆる「対応バンド縛り問題」で、これらは主にAndroid OSを使った、国内メーカーです。
強いiPhoneの対応バンド設定
2022年時点の日本におきましての、スマホ販売のほぼ半数はiPhoneです。
生産の段階での話なのですがiPhoneは指定工場で、Apple社の一定ルールのもとに生産されています。
その生産ルールの一つに、受信できる周波数帯をキャリア(出荷先、個々の電話会社)に合わせて限定するようなカスタマイズ(変更・調整)はしないという事があります。
これは結果的に日本の「対応バンド縛り問題」を回避するという事にもつながりました。
このように強い「カンパニーポリシー」がある事もブランド力のひとつです。
Apple社としては個々の通信事業者ではなく、国ごとの電波事情にあわせて製品(iPhone)を作っています。
iPhoneの公式サイト以下のリンク先を参照して下さい。
5GとLTE。あなたの国と地域に最適なiPhoneはこちらです。
対応バンド(対応している周波数帯域)資料
通信事業者
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどと他に多数ある通信事業者が日本政府から割り当てられている周波数帯に関しては以下のリンクを参照して下さい。
個々のスマホ、受信できる周波数帯
総務省から発行された資料(PDF)です。
7ページ以降を参照して下さい。
おすすめの中古スマホ。中古スマホの状態と価格
以下は個人的意見です。
東京の量販店とリサイクルショップを回り価格調査をしてきました。
販売店側の事情は良く理解できます。
1階の売り場面積を占有しているわけで、それなりの利益は必要です。
がしかし、大変申し訳ないけど
率直に言って「その価値は全く無い」と思いました。
簡単に言えば、願望価格というか、値段設定が高すぎます。
中古スマホの状態と価格設定を多数みて、結論としては
1階のリアル店舗のスマホ値段はネット上の中古量販店にまるで勝てません。
もし中古スマホを購入するのであれば、ネット上の量販店の価格であればOKです。
自分の経験として、初期の頃から現在まで多数のスマホを使い、何度も修理に出した経験から、その後のメンテナンス費用または、廃棄までの期間を考えてそう思います。
おすすめスマホの購入
中古スマホ
上にいろいろ書きましたが、インターネットですので多くの人に理解しやすい表現にしています。
中古スマホはいわゆる「分かっている人」が買うのであればそれで良いと思います。
新品スマホ
現在の契約先電話会社の周波数帯に適合するかどうか、将来にあるかもしれない、契約先電話会社の変更などを考えましょう。
「SIMフリーである事」の確認
「対応バンド」使用できる周波数帯の確認。
理想としては
SIMフリー : 必須
対応周波数帯: 理想は日本の全ての周波数帯をカバー
この2点の事前確認をお願いします。
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