融資管理3級

民間資格

銀行業務検定の「融資管理3級」は、銀行・信用金庫・信用組合などの金融機関において、融資業務を適切に管理・運営するための基礎知識を身につけているかを測定する実務系資格です。

資格の位置づけ

  • 銀行業務検定試験(銀検)の中でも
    融資実務の「管理・与信・債権保全」に特化した基礎レベル資格
  • 融資担当者・管理担当者の登竜門的な資格
  • 営業店の融資担当、審査補助、融資管理部門配属前後に推奨される

対象者

  • 銀行・信金・信組・農協などの金融機関職員
  • 融資担当になったばかりの行職員
  • 与信管理・債権管理の基礎を体系的に学びたい人

概要

出題形式五答択一式 30問(各2点)   
事例付五答択一式 20問(各2点)
科目構成(1)基本知識 
    五答択一式 30問
(2)技能・応用 
   事例付五答択一式 20問
融資管理通則
倒産の予知と対応
倒産時の対応
任意回収
担保権の実行による回収
仮差押え・仮処分
強制執行による回収
整理手続による回収
債権償却
その他
合格基準満点の60%以上
(試験委員会にて最終決定)
試験時間120分試験
試験開始後60分間
終了前10分間は退席禁止
持込品受験票
HBの鉛筆 消しゴム
融資管理3級、銀行業務検定試験

融資管理3級の合格率と難易度

2017年3月から2025年3月において融資管理3級の合格率は16.29%から47.50%で試験の難易度は偏差値表示で48です。

試験日受験者数合格者数合格率
2025年3月
(第160回)
1,05743140.78%
2024年3月
(第157回)
1,15738733.45%
2023年3月
(第154回)
1,37061945.18%
2022年3月
(第151回)
1,94031616.29%
2021年3月
(第148回)
2,1771,03447.50%
2020年3月
(第148回)
中止
2019年3月
(第142回)
2,93092031.40%
2018年3月
(第139回)
2,86796533.66%
2017年3月
(第136回)
3,7831,01726.88%
融資管理3級の合格率

おすすめ勉強方法【実務未経験でも可】

銀行業務検定 「融資管理3級」の合格に直結する勉強方法(短期間・効率重視)をまとめます。

目標学習期間

  • 2〜3週間(20〜30時間)
  • 実務経験者:2週間
  • 未経験者・新人:3週間

全体戦略(重要)

テキストを“読む試験”ではなく
過去問を“理解して回す試験”

暗記量は多いですが、
出題論点はほぼ固定なので、過去問対策が最重要です。

STEP① 公式テキストを「一読」する(3〜5日)

やり方

  • 完璧に理解しようとしない
  • 「こういう管理があるのか」と全体像をつかむ
  • 数字・細かい定義は覚えなくてOK

チェックポイント

  • 与信管理とは何か
  • 期中管理・早期対応の流れ
  • 不良債権・債権保全の全体像

☆ この段階は60%理解で十分

STEP② 過去問を最優先で解く(7〜10日)

ここが合否を分ける

  • 過去問は最低3回転
  • 間違えた問題だけを重点的に復習

解き方のコツ

  • 正解肢だけでなく
    「なぜ他がダメか」も確認
  • 用語は
    「意味+使われる場面」をセットで覚える

よく出る問題パターン

  • 与信区分の判断
  • 延滞・条件変更時の対応
  • 担保・保証の役割
  • 期中管理で見るポイント

STEP③ 頻出論点を「まとめ暗記」(3〜5日)

暗記すべき重要分野(優先度順)

与信管理・与信集中

  • 与信限度額管理
  • グループ与信
  • 集中リスクの考え方

期中管理・モニタリング

  • 試算表・決算書のチェック項目
  • 返済状況の確認
  • 異常兆候(赤信号)

不良債権・早期是正

  • 延滞・条件変更
  • 期限の利益喪失
  • 要注意先・破綻懸念先の考え方

債権保全

  • 担保と保証の違い
  • 担保評価の基本
  • 保証履行・代位弁済

STEP④ 直前期(試験1週間前)

やることは3つだけ

  1. 間違えた過去問だけを再確認
  2. 用語の定義をざっと見直す
  3. 事例問題は「流れ」で判断

☆ 新しい教材には手を出さない

よくある失敗パターン

✕ テキストを読み込んで満足
✕ 暗記カード作りに時間を使いすぎる✕
✕ 財務分析の計算に時間をかけすぎる

☆ 融資管理3級は
「計算」より「判断と管理」です。

合格ラインに最短で到達するコツ

  • 用語は「丸暗記」ではなく
    「なぜ必要か」を理解
  • 実務をイメージしながら解く
  • 70%取れれば合格圏と考える

まとめ(超要点)

  • テキスト1回+過去問3回
  • 与信管理・期中管理・債権保全を最重視
  • 実務の流れで理解する

重要論点チェックリスト(頻出順)

以下は、銀行業務検定「融資管理3級」の出題頻度が高い重要論点一覧(チェックリスト形式)です。

にチェックしながら学習すれば、合格ライン(7割前後)に直結します。

【A】融資管理の基本(最重要)

□ 融資管理の目的(不良債権の未然防止・回収最大化)
□ 与信管理とリスク管理の違い
□ フロント・審査・管理部門の役割分担
□ 内部牽制の考え方
□ 融資管理は「貸した後」が重要である理由

【B】与信管理・与信集中(超頻出)

□ 与信限度額管理の目的
□ 単一先与信・大口与信の管理
□ 与信集中リスクの意味
□ グループ与信管理(関連会社・代表者)
□ 与信管理における定期的見直しの重要性

☆ 毎回出る最重要分野

【C】取引先区分・信用状況(超頻出)

□ 正常先・要注意先・破綻懸念先の考え方
□ 取引先区分は固定ではないこと
□ 区分変更のきっかけ(業況悪化・延滞等)
□ 区分に応じた管理方法の違い
□ 信用リスクと業況悪化の関係

【D】期中管理・モニタリング(超頻出)

□ 期中管理とは何か
□ 試算表・決算書で見るポイント
□ 売上・利益・借入金の増減チェック
□ 返済状況の確認
□ 資金繰り悪化の兆候
□ 異常兆候(赤信号)への初動対応

☆ 事例問題で必ず問われる

【E】延滞・条件変更・早期対応(最重要)

□ 延滞の定義
□ 元利金延滞時の対応
□ 条件変更(リスケ)の考え方
□ 条件変更は正常化ではないこと
□ 期限の利益喪失の意味
□ 早期是正措置の考え方


【F】不良債権管理(頻出)

□ 不良債権とは何か
□ 不良債権発生の主な原因
□ 不良債権の分類(要管理債権等)
□ 不良債権の管理方針
□ 早期発見・早期対応の重要性

【G】債権保全(超頻出)

□ 債権保全の目的
□ 担保と保証の違い
□ 物的担保と人的担保
□ 担保評価の基本的考え方
□ 担保価値は変動すること
□ 保証履行・代位弁済の流れ

☆ 用語問題・事例問題の両方で出る

【H】債権回収・管理実務(頻出)

□ 債権回収の基本的な流れ
□ 任意回収と法的回収
□ 回収順位の考え方
□ 担保処分の基本
□ 回収における留意点

【I】法令・コンプライアンス(頻出)

□ 銀行法の基本的考え方
□ 金融機関に求められる健全性
□ 融資取引における法令遵守
□ 不適切融資の例
□ 内部規程遵守の重要性

【直前期】最低限チェックすべき最重要20項目

□ 与信限度額管理
□ 与信集中リスク
□ グループ与信
□ 取引先区分
□ 期中管理
□ 異常兆候
□ 延滞対応
□ 条件変更
□ 期限の利益喪失
□ 早期是正措置
□ 不良債権
□ 債権保全
□ 担保と保証
□ 担保評価
□ 保証履行
□ 代位弁済
□ 債権回収
□ 任意回収
□ 法的回収
□ 内部牽制

使い方(おすすめ)

  • □を埋めながらテキスト確認
  • 過去問で「チェックが付かない論点」を重点復習
  • 8割以上チェックできれば合格圏

試験日と申し込み

銀行業務検定試験の日程、試験日、試験時間は銀行業務検定協会の母体(株)経済法令研究会のサイトにて、常にアップデートされていますので、下記リンクより参照ください。

経済法令研究会より

全試験種目の試験日と試験時間

株式会社CBT-Solutionsより

CBT方式試験の申し込み

お問い合わせは
銀行業務検定協会
(経済法令研究会 検定試験運営センター)
〒162-8464 東京都新宿区市谷本村町3-21
電話 03-3267-4821
月~金(祝日除く)10:00~15:00
FAX 03-3267-4999

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