銀行業務検定の「税務2級」とは、金融機関の実務に必要な税務知識を中級レベルで体系的に問う資格試験です。主に法人取引・富裕層取引・事業承継支援に携わる行職員向けの検定として位置づけられています。税務2級の受験準備は約4週間で前提として税務3級に合格済み、あるいはFP2級の所持者と言われています。
銀行業務検定、税務2級検定試験の概要
| 出題形式 | (三答択一付)記述計算式 ―10題 (1題につき択一部分2点・ 記述計算部分8点の配点割合) |
|---|---|
| 科目構成 | 所得税/相続税・贈与税/法人税等 ※試験問題に所得税、相続税、 贈与税他の速算表を掲載 |
| 合格基準 | 満点の60%以上 (試験委員会にて最終決定) |
| 試験時間 | 180分 試験開始後60分間, 終了前10分間は退席禁止 |
| 持込品 | 受験票 HBの鉛筆 消しゴム 電卓(1台のみ使用可。 ただし、金融計算電卓、 関数・メモ機能付きは不可) |
税務2級の合格率と難易度
銀行業務検定、2015年3月から2025年3月において税務2級の合格率は21.57%から29.98%で試験の難易度は偏差値表示で53です。
| 試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2025年3月 (第160回) | 1,641 | 492 | 29.98% |
| 2024年3月 第157回 | 1,897 | 455 | 23.99% |
| 2023年3月 第154回 | 2,439 | 676 | 27.72% |
| 2022年3月 第151回 | 3,355 | 842 | 25.10% |
| 2021年3月 | 4,098 | 1,069 | 26.09% |
| 2019年3月 | 4,784 | 1,069 | 22.35% |
| 2018年3月 | 6,122 | 6,122 | 22.93% |
| 2017年3月 | 6,351 | 1,370 | 21.57% |
| 2016年3月 | 6,078 | 1,354 | 22.28% |
| 2015年3月 | 6,382 | 1,455 | 22.80% |
税務2級は税務の知識とそれを応用した計算力の両方を試されます。難易度がどうこうというよりは、税務2級の過去問や模擬問題集をどの程度こなしたか、トレーニングしたかという事が重要になります。
勉強方法

勉強方法!
銀行業務検定 「税務2級」の合格に直結する勉強方法(短期・実務向け)を、段階別にまとめます。
全体像(おすすめ学習期間)
- 学習期間目安:3~4週間
- 学習時間:30~50時間
- 基本方針:
「テキスト最小限 → 過去問反復」一択
STEP① 全体像の把握(2~3日)
目的
細かい暗記はせず、出題される税目・論点の地図を頭に入れる
実行すること
- 公式テキストを最初から最後まで通読(精読しない)
- 数式・細かい数字は飛ばしてOK
- 「法人税が中心」「計算問題が多い」ことを意識
☆ ここで理解できなくてOK
☆ 時間をかけすぎない(重要)
STEP② 税目別の基礎固め(7~10日)
優先順位
① 法人税
② 消費税
③ 相続税・贈与税
④ 所得税
具体的な勉強法
- 各税目ごとに
① テキスト該当箇所 → ② 例題 → ③ 過去問 - 完璧理解を目指さず、
「この論点はこう聞かれる」という型を覚える
ポイント
- 計算問題は途中式を必ず書くクセをつける
- 迷ったら「実務的にどう処理するか」で判断
STEP③ 過去問・問題集の反復(最重要|10~14日)
実行すること
- 過去問(または問題集)を最低3周
- 1周目:理解重視
- 2周目:時間を意識
- 3周目:ミス潰し
合格ラインの目安
- 初見問題で正答率7割超を安定して出せる
- 計算問題で白紙にならない
- 問題集の反復は最終的に満点とする
STEP④ 弱点論点の集中対策(3~5日)
よく落とす論点
- 法人税の損金不算入・益金不算入
- 消費税の課税区分
- 相続税の計算手順(総額 → 各人)
- 複数税目が絡む事例問題
具体的な勉強法
- ノートまとめは不要
- 「間違えた問題だけ」をやり直す
試験直前対策(3日前~前日)
- 新しいことはやらない
- 計算パターンを確認
- 数字・率・限度額を最終チェック
合格者がやらないこと
✕ テキストの丸暗記
✕ ノート作成に時間をかける
✕ 全論点を完璧に理解しようとする
税務3級合格者向けアドバイス
- 税務3級知識は7割そのまま使える
- 違いは
「計算量」と「実務判断」 - 「なぜそう処理するか」を意識すると伸びが早い
出題頻度が高い重要論点一覧

需要部分!
以下は、銀行業務検定「税務2級」で毎回のように出題される・合否を分ける重要論点を、出題頻度順に整理した一覧です。
※「★」が多いほど重要です。
Ⅰ.法人税【最重要分野|配点大】
★★★★ 法人税の計算構造(毎回)
- 益金・損金の考え方
- 所得金額 → 課税所得 → 法人税額の流れ
- 別表四調整の基本(加算・減算)
★★★★ 減価償却
- 定額法・定率法
- 償却限度額
- 少額減価償却資産(10万円・30万円)
- 中古資産の耐用年数
★★★★ 交際費等
- 交際費の定義
- 損金不算入額の計算
- 中小法人の特例
★★★★ 寄附金
- 一般寄附金・指定寄附金・特定公益増進法人
- 損金算入限度額
★★★★ 引当金・準備金
- 貸倒引当金
- 賞与引当金(損金算入の可否)
- 退職給与引当金(考え方)
Ⅱ.消費税【法人税とセットで頻出】
★★★★ 課税・非課税・不課税の区分
- 土地・有価証券・貸付金利息
- 給与・保険金
★★★★ 仕入税額控除
- 個別対応方式
- 一括比例配分方式
- 課税売上割合の計算
★★★ 簡易課税制度
- 適用要件
- 事業区分とみなし仕入率
Ⅲ.相続税【必ず出る】
★★★★ 相続税の計算手順
- 課税価格の合計
- 基礎控除
- 相続税の総額
- 各人の税額計算
★★★★ 配偶者の税額軽減
- 適用要件
- 限度額の考え方
★★★ 小規模宅地等の特例
- 居住用・事業用
- 面積制限(基礎レベル)
Ⅳ.贈与税【相続税とセット】
★★★★ 贈与税の計算
- 基礎控除110万円
- 一般贈与・特例贈与
★★★ 相続時精算課税制度
- 適用要件
- 贈与税・相続税との関係
Ⅴ.所得税【頻度は低めだが捨て不可】
★★★ 譲渡所得
- 短期・長期の区分
- 取得費・譲渡費用
★★ 不動産所得
- 必要経費
- 減価償却
Ⅵ.実務事例・総合問題【合否直結】
★★★★ 複数税目横断問題
- 法人税+消費税
- 相続税+贈与税
★★★★ 実務判断問題
- 損金算入可否
- 課税区分判定
- 顧客説明を想定した設問
優先順位まとめ(迷ったらここだけ)
① 法人税(減価償却・交際費・寄附金)
② 消費税(課税区分・仕入税額控除)
③ 相続税(計算手順・配偶者控除)
④ 贈与税(基礎控除・精算課税)
合格戦略のコツ
- ★★★★論点は必ず計算できるレベル
- ★★論点は選択肢で消去できればOK
- 全論点理解不要、頻出8割で合格
試験日程・申し込み
銀行業務検定試験の日程、試験日、試験時間は銀行業務検定協会の母体(株)経済法令研究会のサイトにて、常にアップデートされていますので、下記リンクより参照ください。
経済法令研究会より
お問い合わせは
銀行業務検定協会
(経済法令研究会 検定試験運営センター)
〒162-8464
東京都新宿区市谷本村町3-21
電話 03-3267-4821
月~金(祝日除く)
10:00~15:00
FAX 03-3267-4999
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銀行業務検定 全国一斉公開試験
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