金融AMLオフィサー[基本]を主催する日本コンプライアンス・オフィサー協会は、銀行業務検定協会の姉妹団体であり、金融機関によるマネー・ローンダリング等対策の周知・実現のための適切かつ継続的な研修等をサポートすべく、「AMLオフィサー認定試験」を公開試験とCBT方式試験にて実施しています。
コンプライアンス・オフィサー認定試験の一覧
日本コンプライアンス・オフィサー協会主催による各資格は以下の種類です。
金融コンプライアンス・オフィサー1級
金融コンプライアンス・オフィサー2級
保険コンプライアンス・オフィサー2級
JAコンプライアンス3級
金融個人情報保護オフィサー2級
金融AMLオフィサー[基本]
金融AMLオフィサー[実践]
CBT金融AMLオフィサー[基本]
CBT金融AMLオフィサー[実践]
CBT金融AMLオフィサー[取引時確認]
社会人コンプライアンス検定試験(CBT方式)
CBT金融コンプライアンス・オフィサー2級
金融AMLオフィサー[基本]公開試験の概要
| 出題形式 | 三答択一マークシート式 50問 (各2点) |
|---|---|
| 科目構成 | マネー・ローンダリングの基本知識 マネー・ローンダリングと取引時確認 マネー・ローンダリングと 疑わしい取引の届出制度 マネー・ローンダリングと リスクベース・アプローチ |
| 合格基準 | 満点の70%以上 (試験委員会にて最終決定) |
| 試験時間 | 90分 試験開始後60分間 終了前10分間は退席禁止 |
| 主催 | 日本コンプライアンス・オフィサー協会 〒162-8464 東京都新宿区市谷本村町3-21 TEL.03-3267-4826 FAX.03-3267-4998 または 経済法令研究会 検定試験運営センター |
金融AMLオフィサー認定試験[基本]のCBT概要
| 試験名 | 金融AMLオフィサー認定試験[基本] 営業店の一般職員・パート職員を対象に マネー・ローンダリングの基礎知識の 習得程度、ならびに営業店実務対応 取引時確認、疑わしい取引の届出等の 適合性を判定、認定いたします。 |
|---|---|
| 受験資格 | どなたでも受験可能 |
| 再受験規約 | 何件でも受験予約可能 |
| 出題形式 | CBT三答択一式50問90分 |
| 試験内容 | マネー・ローンダリングの基礎知識 マネー・ローンダリングと取引時確認 マネー・ローンダリングと 疑わしい取引の届出制度 マネー・ローンダリングと リスクベース・アプローチ |
| 会場 | 全国の共通会場(テストセンター) にて実施 |
| 申込方法 | <個人申込> インターネット受付のみ 申込日より3日目以降 (例:10日申込の場合13日以降)の 予約が可能 CBTS受験者専用サイト <団体申込> ㈱経済法令研究会 検定試験運営センター 03-3267-4821 までお問合せください。 |
| 受験票 | 受験票の発送はありません。 予約完了時の確認メールにて試験日程・ 会場のご案内、および注意事項を 明記しておりますので、必ず確認く。 |
| 当日について | 持ち物 本人確認証 |
| 合格基準 | 各70点 |
| 結果発表 | 即時判定。 試験終了後に、全受験者に ・ スコアレポート ・出題項目一覧が配布されます。 受験日の翌日以降、合格者は マイページから合格証書を ダウンロード。 |
| 試験後の手続 | なし |
| 主催 | 日本コンプライアンス・オフィサー協会 〒162-8464 東京都新宿区市谷本村町3-21 TEL.03-3267-4826 FAX.03-3267-4998 |
対象者
- 銀行・信用金庫・証券・保険などの金融機関職員
- AML/CFT担当に初めて配属された方
- コンプライアンス部門・営業現場で最低限のAML知識が必要な方
難易度と合格率
2019年6月から2025年10月の期間において金融AMLオフィサー[基本] の合格率は57.99%から92.03%、試験の難易度としては偏差値表示で38が目安です
| 試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2025年10月 (第66回) | 1,778 | 1,243 | 69.91% |
| 2025年3月 (第64回) | 1,295 | 751 | 57.99% |
| 2024年10月 (第63回) | 1,938 | 1,247 | 64.34% |
| 2024年6月 (第62回) | 1,432 | 844 | 58.94% |
| 2024年3月 (第61回) | 1,808 | 1,349 | 74.61% |
| 2023年10月 (第60回) | 2,310 | 1,365 | 59.09% |
| 2023年6月 (第59回) | 1,964 | 1,302 | 66.29% |
| 2023年3月 (第58回) | 1,893 | 1,260 | 66.56% |
| 2022年10月 (第57回) | 2,241 | 1,695 | 75.64% |
| 2021年10月 (第54回) | 1,546 | 1,162 | 75.16% |
| 2021年6月 (第53回) | 1,464 | 1,222 | 83.47% |
| 2021年3月 (第52回) | 1,801 | 1,451 | 80.57% |
| 2020年10月 (第51回) | 3,251 | 2,992 | 92.03% |
| 2019年10月 (第48回) | 3,150 | 2,708 | 85.97% |
| 2019年6月 (第47回) | 3,440 | 2,763 | 80.32% |
取得するメリット
- AML/CFTに関する基礎理解を客観的に証明できる
- 金融庁検査・内部監査対応の共通言語を身につけられる
- 上位資格(AMLオフィサー[実践]など)へのステップになる
勉強方法
金融AMLオフィサー[基本]の勉強方法について以下に述べます。

勉強方法!
全体方針(最重要)
「全部理解しようとしない」→「出る論点だけを確実に取る」
AML[基本]は
- 法令・用語の定義問題
- 実務フローの理解問題が中心。
- 条文暗記や深掘りは不要。
学習期間の目安
| 受験者タイプ | 目安期間 |
|---|---|
| 金融機関勤務・検定経験あり | 5~7日 |
| 初学者 | 10~14日 |
STEP① 公式テキストは「読む」のではなく「拾う」(1~2日)
実行のポイント
- 公式テキストを最初から熟読しない
- 次のポイントだけにマーカーを引く
拾うべき最重要項目
- 用語定義
- マネー・ローンダリング
- テロ資金供与
- KYC/CDD/EDD
- STR(疑わしい取引の届出)
- 法令名+目的
- 犯罪収益移転防止法
- FATF勧告(何を求めているか)
- 実務フロー
- 口座開設時 → 継続的顧客管理 → 取引モニタリング → 届出
☆「なぜ必要か」まで理解できればOK
STEP② 過去問・問題集を最優先(3~5日)
重要度:★★★★★(合否を分ける)
解き方のコツ
- まず一気に1回分解く(時間無視)
- 間違えた問題だけ、テキストに戻る
- 正解肢よりも
**「なぜ他が誤りか」**を見る
頻出テーマ(ここは必ず押さえる)
- KYC・CDD・EDDの違い
- 疑わしい取引の判断基準
- 届出義務の主体・タイミング
- 形式的本人確認 vs 実質的支配者
- リスクベース・アプローチの考え方
・過去問2~3周で合格圏
STEP③ 「ひっかけ表現」だけ整理(1日)
AML[基本]は言い回しの違いで落としに来ます。
よくあるひっかけ
- 「必ず行う」vs「リスクに応じて行う」
- 「すべての取引」vs「疑わしい取引」
- 「営業店の判断」vs「組織としての対応」
☆間違えた選択肢だけミニノート or 付箋にまとめる
STEP④ 試験直前の確認(前日)
前日にやること
- 新しい問題には手を出さない
- 過去問で間違えた問題だけ再確認
- 用語定義を音読
覚えていればOKな最終チェック
- AML/CFTの目的
- 犯罪収益移転防止法の趣旨
- 疑わしい取引届出の流れ
やらなくていい勉強(短期合格のため)
✕ 条文番号の暗記
✕ 海外事例の深掘り
✕実践レベルのシナリオ分析
合格するポイント
- テキスト30%・問題集70%
- 「理解7割、割り切り3割」
- 完璧主義にならない
合格への最短ルート
テキスト拾い読み → 過去問反復 → ひっかけ整理
これだけで十分合格可能です。
出題頻度が非常に高い重要論点

ここが重要!
以下は、金融AMLオフィサー[基本]で「毎回のように出る」「落とせない」
出題頻度が非常に高い重要論点一覧です。
※短期合格を前提に、**優先度順(★~★★★)**で整理しています。
★★★ 最重要(ここで合否が決まる)
必ず正解できるレベルまで仕上げる
1. AML/CFTの基本概念
- マネー・ローンダリングの定義
- テロ資金供与の定義
- なぜ金融機関に対策義務があるのか
☆ **「犯罪収益の移転防止」「国際的信用維持」**がキーワード
2. 犯罪収益移転防止法(犯収法)
- 法の目的
- 規制対象となる取引
- 金融機関の義務の全体像
☆条文暗記不要、趣旨理解が重要
3. 顧客管理(KYC/CDD)
- KYC(顧客確認)の意味
- CDD(顧客管理)の範囲
- 継続的顧客管理の考え方
☆ 「一度確認して終わり」ではない
4. 疑わしい取引の届出(STR)
- 届出義務者は誰か
- 届出が必要となる判断基準
- 届出先(公安委員会経由)
☆ 「犯罪と確定していなくても届出」
5. リスクベース・アプローチ(RBA)
- 一律対応ではない理由
- リスク評価の考え方
- 高リスク取引への対応強化
☆ AML[基本]の思想の中核
★★ 重要(頻出・取りこぼし注意)
6. 本人確認事項・確認方法
- 個人/法人で異なる確認事項
- 実質的支配者の確認
- 取引目的の確認
☆ 「形式的確認」との違いに注意
7. EDD(強化された顧客管理)
- EDDが必要となるケース
- 通常のCDDとの違い
☆高リスク顧客・取引がキーワード
8. 取引モニタリング
- モニタリングの目的
- どのような取引が対象か
- システムと人の役割分担
☆ 「全件」ではなく「リスクに応じて」
9. FATF勧告
- FATFの役割
- 勧告が国内制度に与える影響
- 日本が評価対象であること
☆ 国際基準=法令の背景
★ 出題されるが深追い不要
10. 組織体制・ガバナンス
- AML責任者の役割
- 研修・内部規程の整備
11. 制裁・罰則の考え方
- 行政処分の目的
- 刑事罰との違い
☆ 重さより「なぜ必要か」
12. 海外送金・非対面取引
- リスクが高い理由
- 管理強化が求められる背景
試験直前チェック用「合格ライン論点」
最低限、次が説明できれば合格圏です。
- AML/CFTとは何か
- 犯収法の目的
- KYC・CDD・EDDの違い
- 疑わしい取引届出の考え方
- リスクベース・アプローチ
勉強のコツ(重要論点の使い方)
- ★★★:過去問で100%正解
- ★★:8割取れればOK
- ★:捨てても合格可能
過去問、解答の一覧
約10年分の銀行業務検定試験とコンプライアンス・オフィサー認定試験の公開試験のページで、正解表へのリンクです。
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