生命保険大学課程とは、生命保険業界で働く方にとって、専門知識の体系的な習得とキャリア形成の両面で高く評価されている資格が「生命保険大学課程」で、その(全6科目)合格者で、一定の条件を満たす者には『トータル・ライフ・コンサルタント〔生命保険協会認定FP〕(略称TLC)』の称号が授与されます。
生命保険協会が主催するこの試験は、生命保険に関する基礎理論から実務、関連法令、税務・年金分野に至るまで、実務に直結する幅広い知識が求められる点が大きな特徴です。
生命保険 大学課程試験は、保険募集人や内勤職員、管理職候補者などを対象に、生命保険のプロフェッショナルとして必要な知識水準を証明できる資格として位置づけられています。特に、将来的に営業の中核人材を目指す方や、教育担当・管理職を目指す方にとっては、取得を推奨されるケースも少なくありません。
一方で、「試験範囲が広く難易度が高そう」「どれくらい勉強時間が必要なのか分からない」「独学でも合格できるのか」といった不安の声が多いのも事実です。
また、生命保険 大学課程試験は一般的な資格サイトでは情報が少なく、具体的な勉強方法や出題傾向が分かりにくい資格でもあります。
履歴書と名刺への記載方法
📄 履歴書への書き方(正式表記)
✔ 正しい正式表記(推奨)
トータル・ライフ・コンサルタント
(生命保険協会認定FP)または
トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)
〔生命保険協会認定FP〕📌 ポイント
- 「生命保険協会認定FP」の表記は必須ではないが強く推奨
- 略称「TLC」は括弧書きで補足すると親切
✔ 履歴書・職務経歴書 記載例
資格欄(一般的)
20XX年X月
トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)
〔生命保険協会認定FP〕取得職務経歴書で補足する場合(評価アップ)
生命保険協会認定FP資格である
トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)を取得。
生命保険・社会保障・税務・企業保険を含む
総合的なライフプラン提案が可能。💼 名刺への記載方法(実務向け)
名刺は文字数制限があるため「簡潔+誤解されない表記」が重要です。
✔ 名刺の基本記載例(標準)
トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)
〔生命保険協会認定FP〕✔ 省略型(スペースが限られる場合)
TLC(生命保険協会認定FP)📌 初対面の顧客向け名刺では
→ 略称のみは避けるのが無難
試験の概要|生命保険協会と生命保険 大学課程試験の位置づけ
生命保険 大学課程試験は、一般社団法人 生命保険協会が主催する、生命保険業界向けの公的性格を持つ資格試験です。
生命保険協会は、日本の生命保険会社を会員とする業界団体であり、保険制度の健全な運営や消費者保護、業界人材の育成を目的としてさまざまな取り組みを行っています。
その中核となる人材育成制度のひとつが、「生命保険講座・課程別試験制度」です。
生命保険講座における「課程別試験制度」
生命保険協会が実施する生命保険講座は、生命保険に関する知識を段階的に学べるよう、以下のような課程別に構成されています。
- 一般課程
- 専門課程
- 応用課程
- 大学課程
このうち大学課程試験は、最上位レベルに位置づけられる試験であり、生命保険に関する高度かつ体系的な知識が求められます。
一般課程・専門課程が「保険募集や実務の基礎力」を確認する試験であるのに対し、大学課程試験では、
- 生命保険の理論的背景
- 商品設計の考え方
- 法令・税務・年金制度の理解
- 実務を支える周辺知識
などを含めた、より専門性の高い理解力と応用力が問われます。
生命保険 大学課程試験の目的と役割
生命保険 大学課程試験の目的は、単なる暗記ではなく、生命保険業務を担う人材として、一定水準以上の専門知識を備えているかを客観的に評価することにあります。
そのため、試験内容は実務と強く結びついており、営業現場だけでなく、以下のような職種・立場の方にも有用とされています。
- 生命保険会社の営業職・営業管理職
- 代理店の責任者・管理者
- 研修・教育担当者
- 本社部門(商品企画・業務管理・コンプライアンス等)
実際、多くの生命保険会社では、昇格・昇進や人材育成の目安として、大学課程試験の合格を評価対象にしているケースもあります。
他の生命保険資格との違い・特徴
生命保険 大学課程試験は、いわゆる国家資格ではありませんが、
業界団体が主催し、長年にわたって運用されてきた信頼性の高い資格です。
FP資格や保険募集人資格と比較すると、以下のような特徴があります。
- 生命保険に特化しており、内容が深い
- 業界実務に即した出題が多い
- 生命保険会社・代理店内での評価が高い
- 体系的な知識の整理・再確認に向いている
特に、すでに保険業界で実務経験を積んでいる方にとっては、
「知識の穴を埋める」「断片的な知識を体系化する」
という点で、大きなメリットがある試験といえるでしょう。
📘 生命保険大学課程 試験カリキュラム(6科目一覧)
大学課程試験は、生命保険に関する高度な専門知識を体系的に問う 全6科目 で構成されます。
各科目はCBT(コンピュータベース試験)形式で科目ごとに受験します。
| 科目名 | 主な出題テーマ |
|---|---|
| ファイナンシャルプランニング と コンプライアンス | FP視点での保険設計、 倫理・法令・説明義務・ 適合性など |
| 生命保険のしくみ と 個人保険商品 | 個人向け保険の仕組み、 商品特徴、契約の流れ |
| 資産運用知識 | 保険と資産運用の基礎、 運用理論、金利・債券・ 投資評価 |
| 生命保険と税・相続 | 保険料控除・課税・ 相続税評価など税務の知識 |
| 社会保障制度 | 年金・医療・介護などの 公的制度と民間保険の役割 |
| 企業向け保険商品 と コンサルティング | 企業リスク、団体保険、 福利厚生、 コンサルティング提案 |
📊 大学課程試験概要(表で確認)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名称 | 生命保険 大学課程試験(全6科目) |
| 主催 | 一般社団法人 生命保険協会 |
| 実施方式 | CBT方式 |
| 受験資格 | 応用課程試験合格 + 生命保険募集人登録済みの者 |
| 試験時間 | 1科目 80分 |
| 開催時期 対象科目 | 5〜6月 / 9〜10月 / 1〜2月 (科目別開催) ◇5月~ ・生命保険のしくみと個人保険商品 ・ファイナンシャルプランニングと コンプライアンス ◇9月~ ・生命保険と税・相続 ・資産運用知識 ◇1月~ ・社会保障制度 ・企業向け保険商品とコンサルティング |
| 受験回数 | 各科目 年間2回まで |
| 合格基準 | 科目ごとに 60%以上の正答 |
| 合格条件 | 2年以内に6科目すべてに合格 |
| 受験料 | 各科目 2,500円(税込) |
| 試験会場 | 全国のCBT会場(プロメトリック等) |
| 登録 | 所属する会社経由で登録が多い |
| 合格発表 | 合格情報照会制度 |
| 主催 問合せ | 一般社団法人生命保険協会 上記主催者サイトの 「CBT試験概要を参照」 |
ポイントまとめ
✅ 全6科目が合格の条件
一部だけでは資格は得られません。2年以内にクリアが必要です。
✅ CBT方式なので全国会場で受験できる
通勤圏や出張先でも受験しやすい試験形式です。
✅ 出題は実務重視
単なる暗記ではなく、実際の保険設計や税務・制度との関係理解も問われます。
📊 生命保険大学課程試験|合格率(目安)・難易度
📈 1) 科目ごとの合格率(目安)
| 科目ごとの合格率(目安) | 説明 |
|---|---|
| ⭐ 合格率約80%以上 | 1科目ごとの合格率は比較的高く、 基礎〜応用レベルの知識をしっかり 押さえれば合格圏内とされる水準です。 |
| 🔎 合格ライン | 各科目とも 100点中60点以上 で合格(採点基準)です。 |
📌 つまり1科目ずつ見れば合格しやすいボリューム感ですが…
📉 2) 全6科目の総合合格で見ると…
| 観点 | 解説 |
|---|---|
| 🔒 条件 | 2年以内に 全6科目合格必須 |
| 💡 実質的な総合合格率 | 「各科目は通りやすい」が、 6科目1回で全部合格するのは 中〜上級レベル |
※※単純計算上は各科目合格率80%の場合、
6科目全部に通して1回で合格する確率は約26%になります。
※これはモデル上の数値で、実際の受験者数・学習ペース・再受験状況によって前後します。
📌 難易度のイメージ
🎯 科目ごとの難易度(単位)
・1科目ごとの試験は「点」で捉えれば合格しやすいが、
全6科目を通して1回でクリアする「総合力」は中級〜上級レベルといえます。
→ 単科目では通りやすいが、6科目全て1回で「合格」で評価される総合力は別物と理解しておきましょう。
📌 難易度のポイントまとめ
✔ 各科目の合格ラインは60点と比較的取れやすいが、
✔ 6科目合格が必須のため 総合的な計画・継続学習が合格の鍵
✔ 実務経験者でも知らない制度・制度設計論点が問われる点で差が出やすい
とはいえ60点で1科目合格でき、受験が可能な回数は1科目あたり年間2回、そして2年以内に合格という猶予があるので、1科目あたり80%の合格率の試験を2年4回以内に合格すれば良く、それを6科目まとめれば合格になります。生命保険大学課程試験(全6科目)合格者で、一定の条件を満たす者には『トータル・ライフ・コンサルタント〔生命保険協会認定FP〕(略称TLC)』の称号が授与されます。
この「生命保険 大学課程試験」は中難易度の国家試験よりは難易度が低めです。難易度は想定としての偏差値表示でおおよそ53です。
⏱ 生命保険大学課程試験|合格までの学習時間目安
生命保険大学課程試験は「一発で全科目合格」を狙う試験ではありません。
6科目を計画的に積み上げていく資格という理解のほうが良いでしょう。
📊 科目別|学習時間の目安(1科目あたり)
| 科目名 | 学習時間目安 | 難易度感 |
|---|---|---|
| ファイナンシャルプランニング と コンプライアンス | 15〜20時間 | ★★☆☆☆ |
| 生命保険のしくみと 個人保険商品 | 20〜25時間 | ★★☆☆☆ |
| 資産運用知識 | 25〜30時間 | ★★★☆☆ |
| 生命保険と税・相続 | 25〜30時間 | ★★★☆☆ |
| 社会保障制度 | 15〜20時間 | ★★☆☆☆ |
| 企業向け保険商品と コンサルティング | 20〜25時間 | ★★★☆☆ |
🧮 勉強時間の目安
| 受験者タイプ | 合計学習時間 |
|---|---|
| 保険業界経験者(3年以上) | 120〜150時間 |
| 保険業界経験者(1〜3年) | 150〜180時間 |
| 業界経験が浅い・未経験 | 180〜220時間 |
📌 「1日1時間」で進めた場合
→ 約4〜6か月で全科目合格が現実的なライン
📅 学習スケジュール例(王道パターン)
▶ 半年合格モデル(業界経験者向け)
| 月 | 学習内容 |
|---|---|
| 1か月目 | 社会保障制度 |
| 2か月目 | 個人保険商品 |
| 3か月目 | FP・コンプライアンス |
| 4か月目 | 資産運用知識 |
| 5か月目 | 税・相続 |
| 6か月目 | 企業向け保険商品 |
※ 各月「学習 → CBT受験」を繰り返すスタイル
📉 よくある失敗パターン(回避用)
| 失敗例 | 対策 |
|---|---|
| 全科目まとめて勉強しようとする | ❌ 1科目完結型にする |
| テキストを読むだけで満足 | ❌ 必ず問題演習をセット |
| 後半科目を後回しにする | ❌ 難関科目を先に処理 |
📊 学習時間イメージ(グラフ風)
社会保障制度 ■■■■■■■■■
FP・コンプライアンス ■■■■■■■■■■
個人保険商品 ■■■■■■■■■■■■
資産運用知識 ■■■■■■■■■■■■■■
税・相続 ■■■■■■■■■■■■■■
企業向け商品 ■■■■■■■■■■■■■
(■=学習負荷)
勉強時間
- 各科目 15〜30時間 が基本単位
- 6科目合計 120〜180時間 が合格ゾーン
- 「短期集中」より 分割・継続型 が圧倒的に有利
- CBT方式=受験タイミングを学習に合わせられるのが最大の強み
✅ 勉強時間|6科目 要点チェックリスト
① ファイナンシャルプランニングとコンプライアンス
(理解型・実務判断が問われる科目)
☐ ライフプランニングの基本プロセス
☐ キャッシュフロー表・ライフイベント表の役割
☐ リスクマネジメントと保険の位置づけ
☐ 適合性の原則・説明義務・意向把握義務
☐ 保険募集における禁止行為
☐ 保険業法の目的と基本構造
☐ 個人情報保護・反社会的勢力排除
☐ コンプライアンス違反の具体事例
📌 暗記より「なぜNGか」を説明できるかが重要
② 生命保険のしくみと個人保険商品
(得点源になりやすい王道科目)
☐ 定期保険・終身保険・養老保険の違い
☐ 医療保険・がん保険の保障内容
☐ 主契約と特約の関係
☐ 契約者・被保険者・受取人の関係
☐ 保険料計算の基本構造
☐ 契約締結・保全・支払の流れ
☐ 解約返戻金・失効・復活の仕組み
☐ 約款の役割
📌 商品名暗記より「仕組みの理解」が得点につながる
③ 資産運用知識
(苦手にする人が多い計算・理論分野)
☐ 金利の基本(単利・複利)
☐ 債券価格と金利の関係
☐ 株式・債券・投資信託の特徴
☐ リスクとリターンの考え方
☐ 分散投資の効果
☐ 保険会社の資産運用の目的
☐ ALM(資産負債総合管理)の考え方
☐ 運用指標(利回り・デュレーション)
📌 難問は少ないが「基本原理」を落とすと危険
④ 生命保険と税・相続
(暗記+制度理解で差がつく科目)
☐ 生命保険料控除の仕組み
☐ 保険金・給付金の課税区分
☐ 所得税・住民税・相続税の違い
☐ 契約形態別の課税関係
☐ 相続税の非課税枠
☐ 相続税評価額の考え方
☐ 贈与税が発生するケース
☐ 税制改正の基本的方向性
📌 計算問題より「どの税金がかかるか」を即判断
⑤ 社会保障制度
(暗記で安定得点を狙える科目)
☐ 公的年金の3階建て構造
☐ 国民年金・厚生年金の違い
☐ 老齢・障害・遺族年金の概要
☐ 医療保険制度の基本
☐ 高額療養費制度
☐ 介護保険制度の仕組み
☐ 社会保障と民間保険の補完関係
☐ 制度改正の基本的考え方
📌 制度名+目的+給付内容のセット暗記が有効
⑥ 企業向け保険商品とコンサルティング
(大学課程らしい応用・実務科目)
☐ 企業リスクの分類(人的・物的・賠償等)
☐ 団体保険・福利厚生制度の役割
☐ 役員・従業員向け保険の目的
☐ 事業保障・事業承継対策
☐ 退職金準備の考え方
☐ 財務内容と保険提案の関係
☐ コンサルティングプロセス
☐ 提案時の留意点(税務・コンプラ)
📌 「誰の・何のための保険か」を常に意識
📝 使い方(読者向けガイド)
- ⬜ チェックが 7割以上 → 受験OK
- ⬜ 5割以下 → 再インプット推奨
- 試験直前は チェックできない項目だけ復習
✔ 要点チェックリスト総まとめ
| 科目 | 攻略ポイント |
|---|---|
| FP・コンプラ | 判断理由を説明できるか |
| 個人保険 | 仕組み理解で高得点 |
| 資産運用 | 基本原理を落とさない |
| 税・相続 | 課税関係の即答力 |
| 社会保障 | 暗記で安定得点 |
| 企業向け | 目的×提案の思考力 |
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関連資格
- 損保一般試験(損害保険募集人)
- 損保大学課程
専門コース修了者:損害保険プランナー
コンサルティングコース修了者:損害保険トータルプランナー - 生命保険一般課程試験(生命保険募集人)
- 生命保険専門課程試験
ライフ・コンサルタント(LC) - 変額保険販売資格試験
- 生命保険応用課程試験
シニア・ライフ・コンサルタント(SLC) - 生命保険大学課程試験
トータル・ライフ・コンサルタント〔生命保険協会認定FP〕(略称TLC) - 外貨建保険販売資格試験



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