一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)が主催する金融業務能力検定「金融業務2級 預金コース」は、銀行・信用金庫・信用組合などの金融機関において、預金業務に携わる実務担当者に求められる基礎から応用までの実務知識を体系的に問う検定試験です。窓口業務や後方事務、内部管理業務に直結する内容が多く、預金業務の理解度を客観的に証明できる資格として、金融機関内で高く評価されています。
試験は120分・四答択一式30問と総合問題10問で構成され、単なる用語知識だけでなく、実際の営業店で起こりうる事例を前提とした判断力・実務理解力が求められる点が特徴です。合格基準は100点満点中70点以上とされており、確実な得点力が必要になります。
公式には通信講座(3か月~5か月)やテキストが用意されていますが、学習期間が長く、コスト面や時間面で負担に感じる方も少なくありません。そのため本サイトでは、金融財政事情研究会が指定する「金融業務2級 預金コース試験問題集(過去問・解答・解説)」のみを使用し、短期間で合格を目指す学習方法を前提に解説しています。
この試験は、出題傾向が比較的安定しており、過去問題を通じて論点を把握し、繰り返し解くことで合格ラインに到達しやすい検定です。これから受験を考えている方や、限られた時間で効率よく合格したい方に向けて、本ページでは試験の特徴や学習の考え方をわかりやすく整理していきます
試験概要

試験概要
| 試験の対象者 | ※受験資格は特にありません。 |
|---|---|
| 試験範囲 | 1.銀行取引一般 2.預金取引 3.手形・小切手/電子交換所/電子記録債権 4.預金の特殊実務 5.総合問題 2026年4月1日以降試験範囲が次の通り変更されます。 1.銀行取引一般 2.預金取引 3.電子記録債権、でんさい、その他の関連法規 4.預金の特殊実務 5.総合問題 |
| 試験時間 | 120分 |
| 出題形式 | 四答択一式30問、総合問題10問 |
| 合格基準 | 100点満点で70点以上 |
| 当日について | 持ち物本人確認書類 ■筆記用具・メモ用紙 ・会場にて筆記用具とメモ用紙を受け取る。 ・筆記用具とメモ用紙は試験終了後に回収。 |
| 合格発表 | 試験終了後、その場で合否に係る スコアレポートが手交される。 合格者は、試験日の翌日以降、合格証を マイページからPDF形式で出力できます。 |
| 持込み品 | 携帯電話、筆記用具、計算機、書籍を含め、 自席(パソコンブース)への私物の持込みは不可。 テストセンター鍵付きのロッカー等に保管。 メモ用紙・筆記用具はテストセンターで貸し出し。 計算問題は、試験画面上に表示される電卓を利用。 |
| 対応教材 | (PR) ・楽天Books 金融業務2級 預金コース試験問題集 ・Amazon 金融業務2級 預金コース試験問題集 |
| 試験日 | 通年実施 |
| 受験予約 | ※マイページより、自身で希望の日程・ テストセンターを予約。 ※受験の手順については公式CBTサイトの 「受験までの流れ」を参照。 ※予約が完了すると予約内容が記載された メールが送られます。受験票は発行しないが、 受験日の前日に確認メール受信。また、 マイページから予約状況の確認ができる。 受験日当日は、指定の本人確認書類が必要です。 ※とりまとめ担当者は、団体管理画面で 行職員の申込状況を確認できます。 ※受験の予約・変更・キャンセルは、 マイページより受験日の3日前まで可。 ※受験日の2日前からは、受験予約の変更・ キャンセルは、返金等は無い。 ※受験料が受験者支払の場合、受験申込後の キャンセルに係る払戻しについては、 所定のキャンセル料あり ※受験申込された方の受験可能期間 (受験申込日の3日目以降の受験できる期間)は、 当初受験申込日から最長で1年間まで。 |
受験料・支払い方法
| 受験料(税込) | 7,700円 |
|---|---|
| 支払方法 | 以下3通りから選択。 なお、コンビニエンスストア決済および Pay-easy決済の場合は、受験手数料に加えて、 事務手数料297円(税込)の負担あり。 ・クレジットカード決済 ・コンビニエンスストア決済 ・Pay-easy決済 (Pay-easy:ゆうちょ銀行ATM ・ゆうちょダイレクト、 銀行などのATMやネットバンキング) |
問合せ先
| 主催 問合せ先 | 【試験のお申込み・受験についてのお問合せ先 ※受験者(個人・団体個人)】 受験サポートセンター TEL:03-5209-0553 ※電話は応対品質向上のため、録音あり。 受験に関する問い合わせ 【試験内容についてのお問合せ先 ※法人のご担当者(とりまとめご担当者)】 一般社団法人 金融財政事情研究会 検定センター 〒160-8529 東京都新宿区荒木町2-3 TEL:03-3358-0771 ※電話は応対品質向上のため、録音あり。 一般社団法人金融財政事情研究会 「金融業務能力検定」の一覧ページはこちら |
|---|
試験地・試験会場
CBT-Solutionsウェブサイト
試験の流れとCBT申し込み

申し込み
CBT-Solutionsウェブサイト
合格率と難易度
金融業務2級 預金コースの合格率と難易度に関し、試験はCBT方式を採用しており、合格率は公表されておりませんが、想定の合格率として40%前後、公式サイトに表示の難易度はレベル2,偏差値表示で53です。
勉強時間

勉強時間
学習経験別の目安は以下のとおりです。
・銀行・信用金庫等で預金実務の経験がある方
約30~40時間
・金融機関勤務だが預金業務の経験が浅い方
約40~60時間
・金融実務未経験、またはブランクがある方
約60~80時間
本試験は120分で四答択一30問+総合問題10問とボリュームがあり、
総合問題では複数論点を横断的に理解していないと得点できません。
そのため「一通り理解」ではなく、過去問で確実に点が取れる状態まで仕上げる必要があります。
勉強方法(問題集のみ・短期合格向け)

短期合格の勉強方法
① まずは全体像を把握する(1周目)
最初は完璧に覚えようとせず、試験範囲と出題のクセを知ることを目的に進めます。
・問題集を最初から順に解く
・正誤にかかわらず、必ず解説を読む
・用語や制度が分からなくても止まらない
この段階では
「どの分野から多く出るか」
「細かい数字・要件が問われやすいか」
を意識するだけで十分です。
目安時間:10~15時間
② 分野別に理解を固める(2周目)
次に、得点源になりやすい分野から重点的に復習します。
特に重要なのは以下です。
・預金取引(普通預金・定期預金・当座預金・払戻制限)
・預金の特殊実務(相続、差押、成年後見、マル優など)
・手形・小切手/電子交換所/電子記録債権(旧科目該当部分)
・2026年4月以降は、電子記録債権・でんさい・関連法規
この周回では
・選択肢ごとに「なぜ正しい/なぜ誤りか」を説明できるか
・実務上の判断理由をイメージできるか
を意識します。
間違えた問題には必ず印を付け、自分専用の弱点リストを作るのが効果的です。
目安時間:15~25時間
③ 総合問題対策(3周目)
合否を分けるのが総合問題です。
ここでは知識の暗記よりも「処理力」と「判断力」が問われます。
・設問文を読み、論点を素早く把握する
・どの制度・どの規定を使うかを頭の中で整理する
・選択肢を一つずつ消去する練習をする
総合問題は
「預金取引+特殊実務」
「手形・電子記録債権+法規」
のように複数分野が組み合わさるため、問題を解きながら知識をつなげる意識が重要です。
目安時間:10~15時間
④ 直前期の仕上げ(試験1週間前)
最後は新しいことに手を広げず、問題集の解き直しに集中します。
・間違えた問題だけを再確認
・数字、期限、要件などの取り違え防止
・時間を測って30問+総合問題を解く練習
本試験は時間不足よりも、
「読み違い」「思い込み」による失点が多いため、
落ち着いて確実に取る姿勢が重要です。
目安時間:5~10時間
学習上のポイントまとめ
・通信講座やテキストがなくても、問題集だけで合格は可能
・暗記より「なぜそうなるか」を理解する
・総合問題は得点源にも失点源にもなるため重点対策
・2026年4月前後で科目名は変わるが、実質的な論点は大きく変わらない
このように進めれば、限られた学習時間でも合格ライン(70点以上)に到達できる試験です。
指定の問題集ベースで、出題頻度が高い重要論点チェックリスト

重要論点チェックリスト
学習管理・直前確認に使えるよう、チェックボックス形式でまとめています。
① 銀行取引一般(頻出・基礎得点源)
□ 銀行取引の基本構造(預金・貸出・為替の関係)
□ 預金契約の法的性質(消費寄託)
□ 銀行の善管注意義務・説明義務
□ 代理取引の基本(代理権の範囲・本人確認)
□ 名義人と実質的権利者の考え方
□ 取引停止・制限が生じる代表的ケース
□ 本人確認・取引時確認の基本的な考え方
□ 営業店における事務ミス発生時の基本対応
② 預金取引(最重要・毎回出題)
□ 普通預金・当座預金・定期預金の基本的相違点
□ 払戻請求権の帰属(名義人・代理人)
□ 通帳・印鑑・キャッシュカードの取扱い
□ 届出事項変更(住所・氏名・印鑑)の実務
□ 預金の払戻制限がかかる代表例
□ 預金の差押え・仮差押えの基本処理
□ 預金の相殺の可否と条件
□ 休眠預金の取扱いの基本
□ マル優・特別マル優の要件と限度額
□ 預金金利・利息計算の基礎(付利単位・計算方法)
③ 手形・小切手/電子交換所/電子記録債権
(旧科目・新科目共通で頻出)
□ 手形と小切手の基本的な違い
□ 約束手形・為替手形の当事者関係
□ 裏書の種類と効力
□ 手形・小切手の呈示期間
□ 不渡りとなる代表的ケース
□ 電子交換所の基本的な仕組み
□ 電子交換所導入後の事務上の留意点
□ 電子記録債権(でんさい)の基本構造
□ 電子記録債権の発生・譲渡・分割
□ 支払不能時の取扱い(電子記録債権)
④ 預金の特殊実務(最頻出・差がつく分野)
□ 預金者死亡時の基本対応
□ 相続開始後の払戻可否の判断
□ 相続人全員の同意が必要なケース
□ 遺言書がある場合の預金払戻し
□ 成年後見制度の種類と取扱い
□ 未成年者名義預金の実務
□ 法人取引における代表者変更時の対応
□ 破産・民事再生開始時の預金取扱い
□ 差押・競合差押がある場合の優先関係
□ 長期間取引がない口座の管理対応
⑤ 総合問題(毎回出題・合否を左右)
□ 複数科目を横断する設問構成に慣れている
□ 設問文から論点を素早く特定できる
□ 実務対応として「可能/不可」を判断できる
□ 法律・制度・事務の優先順位を理解している
□ 選択肢の一部誤りを見抜ける
□ 思い込みで処理せず根拠を確認できる
□ 時間配分を意識して解答できる
直前確認用・重要ポイントまとめ
□ 預金の払戻し可否は「名義」「権限」「制限」の3点で判断
□ 相続・差押・破産は預金の特殊実務として最重要
□ 手形・電子記録債権は制度理解+事務処理の両面が問われる
□ 総合問題は知識量よりも判断プロセスが重要
このチェックリストを使い、
「チェックが付かない項目=失点リスク」
として重点的に復習すると、70点ラインを安定して超えやすくなります。
試験当日に見るA4・1枚要点まとめ

A4・1枚要点まとめ以下印刷してください。
1.銀行取引一般(基本の判断軸)
・預金契約の法的性質:消費寄託
・預金の払戻し判断は
名義人 → 権限(代理・後見) → 制限(差押・破産等)
・銀行の責任:善管注意義務・事務処理義務
・名義と実質が異なる場合でも、原則は名義人基準
・事務ミスは原状回復が原則(過失の有無を確認)
2.預金取引(確実に得点)
・普通預金:自由払戻しが原則
・当座預金:手形・小切手決済用、残高管理が重要
・定期預金:原則期限前払戻し不可(例外は実務判断)
・届出事項変更(氏名・住所・印鑑)は払戻し前に必須
・通帳+印鑑が原則、カード取引は別管理
・マル優:対象者・限度額・適用預金を混同しない
・休眠預金:一定期間取引なしで管理移行
3.手形・小切手/電子交換所/電子記録債権
・約束手形:振出人=支払義務者
・為替手形:振出人・引受人・受取人の関係整理
・裏書:白地/記名、連続性が重要
・呈示期間経過=権利喪失リスク
・電子交換所:手形・小切手の電子的処理
・不渡り:残高不足・形式不備・期限経過など
・電子記録債権(でんさい):
発生・譲渡・分割は記録が効力要件
・支払不能時も紙の不渡り処理とは異なる
4.預金の特殊実務(最重要)
・預金者死亡=原則払戻し停止
・相続人全員の同意が必要(例外あり)
・遺言書の有無で手続きが変わる
・成年後見:後見類型と権限範囲を確認
・未成年者取引:法定代理人の権限確認
・法人代表者変更:登記確認+届出必須
・差押え:命令到達時点で払戻し不可
・仮差押え・競合差押えは優先順位に注意
・破産・民事再生開始後は個別判断不可
5.総合問題の解き方(合否の分かれ目)
・設問文から「誰が・何を・いつ」取引したか整理
・論点は
預金取引/特殊実務/手形・法規
のどれか必ず該当
・選択肢は一語ずつ確認(部分誤りが多い)
・迷ったら「銀行として安全側の対応」を選ぶ
直前チェック(5分で確認)
・払戻可否の判断フローを思い出す
・相続/差押/後見は必ず一度立ち止まる
・総合問題は焦らず消去法
・時間配分:四答択一 → 総合問題の順が安定
この1枚を頭に入れておけば、読み違い・思い込みによる失点を防ぎやすくなります。
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