銀行業務検定「資産形成アドバイザー3級」は、個人顧客の資産形成を支援するための基礎知識を身につけることを目的とした資格です。預貯金、投資信託、保険、年金制度など、ライフステージに応じた資産形成の考え方を体系的に学べる点が特長で、金融機関の営業店職員をはじめ、資産運用提案に携わる方の入門資格として位置づけられています。
近年、NISAやiDeCoなどの制度拡充により、資産形成に関する相談ニーズは年々高まっています。本資格では、制度の基本的な仕組みだけでなく、顧客ニーズの把握方法や説明時の留意点など、実務に直結する知識が問われるため、金融実務の現場でそのまま活かせる内容となっています。
資産形成アドバイザー3級は、金融知識に不安がある方でも取り組みやすい難易度で、銀行業務検定の中でも比較的短期間の学習で合格を目指せる試験です。これから資産運用・資産形成分野を学びたい方や、上位級・関連資格へのステップアップを考えている方にとって、最初の一歩としておすすめの資格といえるでしょう。
資産形成アドバイザー3級
PBT(ペーパーテスト)全国公開一斉試験

普通の紙テスト
| 出題形式 | 四答択一マークシート式 〈一部事例付〉50問(各2点) |
|---|---|
| 科目構成 | 四答択一式 40問 事例付四答択一式 10問 資産形成のアドバイスの基本 マーケットの見方 資産運用の考え方 金融商品知識 アフターフォローのポイント コンプライアンス |
| 合格基準 | 満点の60%以上 (試験委員会にて最終決定) |
| 試験時間 | 120分。 試験開始後60分間 終了前10分間は退席禁止 |
| 持込品 | 受験票、HB鉛筆、消しゴム 電卓 (1台のみ、ただし金融計算、 関数、メモ機能付きは不可) |
CBT(予約した会場のPCの画面上でテスト)

自分で予約CBT
CBT方式による受験は公開試験に比較し、PC画面での解答になり電卓はPC画面上に表示され、そこで計算します。
| 試験名 | CBT資産形成アドバイザー3級 |
|---|---|
| 受験資格 | 特に無し |
| 再受験規約 | 再受験可能 |
| 出題形式 | CBT四答択一式50問 120分 |
| 科目構成 | (1)四答択一式 40問 (2)事例付四答択一式 10問 |
| 学習教材 | 以下は公式サイトでの指定書籍 共通試験とCBT共通書籍 〔PR〕 楽天Books 資産形成アドバイザー3級 問題解説集 Amazon 資産形成アドバイザー3級 問題解説集 (過去問・解答・解説) |
| 試験申込日程 | 4月下旬~翌年3月下旬 |
| 試験実施日程 | 5月上旬~翌年3月下旬 |
| 会場 | 全国の共通会場にて実施 各会場ごとのスケジュールは 受験者マイページより確認。 |
| 申込方法 | <個人申込> インターネット受付のみ <団体申込> 経済法令研究会 CBT試験担当 電話:03-3267-4821まで。 |
| 受験票 | CBTに受験票の発送はない。 予約完了時の確認メールに 試験日程・会場のご案内あり および注意事項を明記 |
| 当日について | 持ち物本人確認書類 ※電卓持ち込み不可、 計算はモニター画面上にてあり。 ※スマートフォン等禁止。 |
| 合格基準 | 100点満点中60点以上 |
| 結果発表 | 即時判定。 試験終了後に、全受験者に スコアレポートが配布。 受験日の翌日以降、合格者は マイページから合格証書を ダウンロードください。 ①こちらよりマイページにログイン ②【CBT申込】をクリック ③申し込んだ試験の 【申込・受験履歴】をクリック |
| 試験後の手続 | なし |
申込み

申し込み
銀行業務検定試験の日程、試験日、試験時間は銀行業務検定協会の母体(株)経済法令研究会のサイトにて、常にアップデートされていますので、下記リンクより参照ください。
経済法令研究会より
株式会社CBT-Solutionsより
お問い合わせは
銀行業務検定協会
(経済法令研究会 検定試験運営センター)
〒162-8464 東京都新宿区市谷本村町3-21
電話 03-3267-4821
月~金(祝日除く)10:00~15:00
FAX 03-3267-4999
合格率と難易度

合格率と難易度
銀行業務検定、2019年10月から2025年10月において資産形成アドバイザー3級の合格率は32.45%から92.52%で難易度は偏差値表示で40が目安です。
| 試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2025年10月 (第162回) | 694 | 432 | 62.25% |
| 2024年10月 (第159回) | 2,144 | 1,041 | 48.55% |
| 2023年10月 (第156回) | 1,276 | 414 | 32.45% |
| 2022年10月 (第153回) | 1,635 | 861 | 52.66% |
| 2021年10月 (第150回) | 1,967 | 1,430 | 72.7% |
| 2020年10月 (第147回) | 1,182 | 838 | 70.90% |
| 2019年10月 (第144回) | 2,365 | 2,188 | 92.52% |
資産形成アドバイザー3級の勉強方法(短期合格向け)

短期間の勉強方法
資産形成アドバイザー3級は、出題範囲が比較的コンパクトで、計算問題も少ないため、効率的に学習を進めれば短期間での合格が十分に可能な試験です。短期合格を目指す場合は、インプットを最小限に抑え、過去問演習を中心とした学習が最も効果的です。
学習の軸となる教材は「資産形成アドバイザー3級 問題解説集」です。本書は、過去の試験問題について簡潔・明瞭な解答ポイントを付して回数ごとにまとめており、問題内容の理解や出題傾向の把握に最適な受験対策書となっています。
ステップ1:まずは問題を解きながら全体像を把握する
最初から内容を暗記しようとせず、問題解説集を使って実際の試験問題に触れながら学習を進めます。
分からない問題が多くても問題はなく、「どのようなテーマが繰り返し出題されているか」を意識しながら一通り解いていくことが重要です。
この段階では正答率を気にせず、出題分野の全体像と頻出テーマを把握することを目的とします。
ステップ2:解説を読み込み、出題傾向と弱点を把握する
次に、問題解説集の解説部分を丁寧に読み込みます。
本書では、各問題に対して解答のポイントが簡潔に整理されているため、なぜその選択肢が正しいのか、どこが間違いやすいのかを効率よく理解できます。
この過程で、
・理解が曖昧な制度(NISA、iDeCo、年金など)
・用語の意味を混同しやすい分野
・毎回間違えるテーマ
といった自分の弱点を明確にしておくことが、得点力向上の近道になります。
ステップ3:間違えた問題を中心に繰り返し演習する
短期合格を狙う場合、全問題を何度も解く必要はありません。
間違えた問題、迷った問題に絞って繰り返し解き直すことで、効率的に知識を定着させることができます。
特に、複数回の試験で似たテーマが出題されている問題は、優先的に復習することで本試験でも安定した得点につながります。
ステップ4:試験直前は「解答ポイント」の確認に集中する
試験直前期は、新しい知識を増やすよりも、問題解説集に掲載されている解答ポイントの再確認に時間を使います。
重要論点や頻出テーマを短時間で振り返ることで、知識の抜け漏れを防ぎ、安心して本試験に臨むことができます。
短期合格のポイントまとめ
・資産形成アドバイザー3級 問題解説集(過去問と解答、解説)を中心に学習する
・出題傾向の把握を最優先する
・弱点分野を明確にし、重点的に復習する
・直前期は解答ポイントの確認に集中する
この学習方法を実践すれば、限られた学習時間でも資産形成アドバイザー3級の合格ラインに到達することは十分可能です。
特に、金融業務検定が初めての方や、資産形成分野を基礎から学びたい方に適した勉強法といえるでしょう。
出題頻度が高い重要論点チェックリスト

チェックリスト
銀行業務検定「資産形成アドバイザー3級」出題頻度が高い重要論点チェックリストです。
短期合格を狙う受験者が、問題解説集と併用して弱点確認に使える構成にしています。
1.資産形成の基本的な考え方
☐ 資産形成と資産運用の違い
☐ ライフステージ別の資金ニーズ
☐ リスクとリターンの基本概念
☐ 分散投資の考え方(資産・時間・地域)
☐ 長期・積立・分散投資の意義
2.預貯金・金融商品の基礎知識
☐ 普通預金・定期預金の特徴
☐ 金利の仕組みと利息計算の基礎
☐ 預金保険制度の概要
☐ 元本保証商品の特徴と留意点
3.投資信託の基礎
☐ 投資信託の仕組み(販売会社・運用会社・信託銀行)
☐ 基準価額の考え方
☐ 分配金の仕組み
☐ インデックス型とアクティブ型の違い
☐ 投資信託の主なリスク(価格変動リスクなど)
4.株式・債券の基礎知識
☐ 株式投資の基本的な特徴
☐ 配当金・株主優待の概要
☐ 債券の仕組みと利回りの考え方
☐ 債券価格と金利の関係
☐ 国債・社債の違い
5.NISA制度(新NISA含む)
☐ NISA制度の目的
☐ 非課税の仕組み
☐ 投資可能商品と対象外商品
☐ 利用時の注意点
☐ 他制度との使い分けの考え方
6.iDeCo(個人型確定拠出年金)
☐ iDeCoの基本的な仕組み
☐ 掛金拠出時・運用時・受取時の税制優遇
☐ 受給開始年齢と制限事項
☐ 中途解約が原則不可である点
☐ NISAとの違い
7.保険を活用した資産形成
☐ 生命保険の基本的な役割
☐ 貯蓄性保険の特徴
☐ 保障と貯蓄の考え方の違い
☐ 保険と投資商品の位置づけの違い
8.年金制度の基礎
☐ 公的年金の基本構造
☐ 老齢年金の考え方
☐ 私的年金との違い
☐ 老後資金準備の考え方
9.顧客ニーズの把握と提案の基本
☐ 顧客の年齢・家族構成の重要性
☐ リスク許容度の考え方
☐ 資産状況・収入状況の確認ポイント
☐ 説明義務・留意点
10.法令・コンプライアンスの基礎
☐ 適合性の原則
☐ 説明責任の基本
☐ 勧誘時の留意点
☐ 顧客保護の考え方
チェックリスト活用法(短期合格向け)
・問題解説集で一度でも出題された論点にチェックを入れる
・間違えた論点にマークを付け、重点復習対象にする
・試験直前はチェックが入っていない項目を中心に確認する
このチェックリストを使って頻出論点を優先的に押さえることで、効率よく合格点に到達する学習が可能になります。
試験当日に見るA4・1枚要点まとめ

試験日に見る要点まとめ!
以下は、試験直前・当日にそのまま確認できる構成の銀行業務検定「資産形成アドバイザー3級」
試験当日に見るA4・1枚要点まとめです。
1.資産形成の基本
・資産形成=将来に向けて計画的に資産を増やすこと
・重要キーワード:長期・積立・分散
・リスクとリターンは基本的に比例関係
・分散投資は「資産・時間・地域」の分散
2.預貯金の基礎
・普通預金と定期預金の違い
・金利上昇 → 利息増加
・預金保険制度:元本1,000万円+利息まで保護
3.投資信託の重要ポイント
・基準価額=投資信託1口当たりの価値
・インデックス型:指数に連動
・アクティブ型:指数超過を目指す
・分配金は「利益とは限らない」点に注意
4.株式・債券の基礎
・株式:価格変動リスクあり、配当・値上がり益が期待
・債券:利回りと価格は逆の動き
・金利上昇 → 債券価格下落
5.NISA(新NISA含む)
・目的:投資による利益を非課税にする制度
・配当金・分配金・譲渡益が非課税
・投資可能商品に制限あり
・iDeCoとの併用は可能
6.iDeCo(個人型確定拠出年金)
・掛金が全額所得控除
・運用益非課税
・受取時も税制優遇あり
・原則60歳まで引き出し不可
7.保険と資産形成
・保険の基本は「保障」
・貯蓄性保険は長期視点が重要
・保障と資産形成は目的を分けて考える
8.年金制度の基礎
・公的年金は老後生活の土台
・老後資金は年金+自助努力
・私的年金は補完的役割
9.顧客対応・提案の基本
・年齢・家族構成・収入状況の確認が重要
・リスク許容度に応じた提案
・無理な勧誘は不可
10.法令・コンプライアンス
・適合性の原則を守る
・説明責任を果たす
・顧客保護を最優先
直前チェックポイント
・NISAとiDeCoの違いを説明できるか
・投資信託の仕組みを理解しているか
・金利と債券価格の関係を即答できるか
・適合性の原則を押さえているか
このA4・1枚まとめを試験当日に確認することで、知識の最終整理と取りこぼし防止に役立ちます。
問題解説集で間違えやすかった論点と併せて見直すのがおすすめです。
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過去問、解答、解説
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