一般社団法人 金融財政事情研究会が主催する「金融業務3級 DX支援コーディネータコース」は、金融機関の現場において求められるデジタル活用力と、取引先企業のDX推進を支援するための基礎知識を体系的に身につけることを目的とした資格です。ITやDXに関する専門的な技術知識だけでなく、業務プロセスの見直し、データ活用の考え方、中小企業のDX課題への理解など、実務で即活かせる視点を重視して構成されています。
本コースでは、デジタル化とDXの違い、金融機関におけるDXの役割、取引先支援におけるDX提案の基本的な進め方などを、初学者にも分かりやすく学習できる点が特長です。営業担当者や渉外担当者、DX推進に関わる若手・中堅職員が、顧客との対話の中でDXを切り口とした課題整理や提案を行うための基礎力を養うことができます。
金融業務3級DX支援コーディネータコースは、デジタル時代の金融機関に求められる新たな役割を理解し、取引先の持続的成長を支えるパートナーとしての実務力を高めたい方に適した入門レベルの資格です。
試験概要
| 試験の対象者 | 地域金融機関職員やITベンダー、 中小企業診断士、公的機関職員等、 取引先等のDX支援に関わるすべての方 ※受験資格は特にありません。 |
|---|---|
| 試験範囲 | 1.DXの意義・全体像 2.DX支援の基礎知識 3.デジタル技術・データ活用の基礎知識 4.情報セキュリティの基礎知識 5.DXに求められるコンプライアンス・モラル |
| 試験時間 | 100分 |
| 出題形式 | 四答択一式50問 |
| 合格基準 | 100点満点で60点以上 |
| 当日について | 持ち物本人確認書類 集合時刻必ず確認ください。 ■筆記用具・メモ用紙 ・会場にて筆記用具とメモ用紙を受け取る。 ・筆記用具とメモ用紙は試験終了後に回収。 |
| 合格発表 | 試験終了後、その場で合否に係る スコアレポートが手交される。 合格者は、試験日の翌日以降、合格証を マイページからPDF形式で出力できます。 |
| 持込み品 | 携帯電話、筆記用具、計算機、書籍を含め、 自席への私物の持込みは不可。 テストセンター鍵付きのロッカー等に保管。 メモ用紙・筆記用具は貸し出しあり。 計算問題は、試験画面上に表示される 電卓を利用。 |
| 対応教材 | (PR) 楽天Books 金融業務3級 DX支援コーディネータコース 試験問題集 Amazon 金融業務3級 DX支援コーディネータコース 試験問題集 |
| 試験日 試験場 | 通年実施 受験者ご自身が予約したCBTの日時 ・テストセンター |
| 受験予約 | ※マイページより、自身で希望の日程・ テストセンターを予約。 ※受験の手順については公式CBTサイトの 「受験までの流れ」を参照。 ※予約が完了すると予約内容が記載された メールが送られます。受験票は発行しないが、 受験日の前日に確認メール受信。また、 マイページから予約状況の確認ができる。 受験日当日は、指定の本人確認書類が必要。 ※とりまとめ担当者は、団体管理画面で 行職員の申込状況を確認できます。 ※受験の予約・変更・キャンセルは、 マイページより受験日の3日前まで可。 ※受験日の2日前からは受験予約の変更・ キャンセルは、返金等は無い。 ※受験料が受験者支払の場合、受験申込後の キャンセルに係る払戻しについては、 所定のキャンセル料あり ※受験申込された方の受験可能期間 (受験申込日の3日目以降の受験できる期間) は、当初受験申込日から最長で1年間まで。 |
受験料・支払い方法
| 受験料(税込) | 5,500円 |
|---|---|
| 支払方法 | 以下3通りから選択。 なお、コンビニエンスストア決済および Pay-easy決済の場合は、受験手数料に加えて 事務手数料297円(税込)の負担あり。 ・クレジットカード決済 ・コンビニエンスストア決済 ・Pay-easy決済 (Pay-easy:ゆうちょ銀行ATM ・ゆうちょダイレクト、 銀行などのATMやネットバンキング) |
問合せ先
| 主催 問合せ先 | 【試験のお申込み・受験についてのお問合せ先 ※受験者(個人・団体個人)】 受験サポートセンター TEL:03-5209-0553 ※電話は応対品質向上のため、録音あり。 受験に関する問い合わせ 【試験内容についてのお問合せ先 ※法人のご担当者(とりまとめご担当者)】 一般社団法人 金融財政事情研究会 検定センター 〒160-8529 東京都新宿区荒木町2-3 TEL:03-3358-0771 ※電話は応対品質向上のため、録音あり。 一般社団法人金融財政事情研究会 「金融業務能力検定」の一覧ページはこちら |
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試験地・試験会場
CBT-Solutionsウェブサイト
試験の流れとCBT申し込み
CBT-Solutionsウェブサイト
合格率と難易度

合格率と難易度
金融業務3級 DX支援コーディネータコース の試験は即結果が出るCBT方式を採用しており、合格率は公表されておりませんが、想定の合格率として53%前後、公式サイト表示の難易度はレベル3,偏差値表示で48です。
勉強時間

勉強時間は15~25時間
金融業務3級 DX支援コーディネータコースは基礎レベルの資格であるため、ITやDXの知識がほとんどない方でも、合計15時間から25時間程度の学習で合格を目指すことができます。
業務でDXやITに触れている方であれば、10時間から15時間程度でも十分対応可能です。
目安としては、1日1時間程度の学習を2週間から3週間継続するイメージが適しています。
勉強方法

勉強方法
金融業務3級 DX支援コーディネータコースは、主催者の通信講座はありますが、市販の公式テキストがなく、試験問題集が実質的な学習教材となります。そのため、短期間合格の条件として、問題集の解説文を読み込み、出題パターンと考え方を理解することが最も重要です。暗記に偏らず、「なぜその選択肢が正しいのか」「なぜ誤りなのか」を説明できるレベルまで理解を深めることが合格への近道です。
第1章 DXの意義・全体像の勉強方法
最初に問題を解く前に、各設問の解説文を一通り読み、DXとデジタル化の違い、DXの目的、金融機関に求められる役割を整理します。
細かい用語を覚えるよりも、DXが経営や業務プロセスにどのような変化をもたらすかという全体像を理解することを重視してください。
第2章 DX支援の基礎知識の勉強方法
取引先企業、とくに中小企業のDX課題や支援の考え方が頻出となる章です。
問題演習を通じて、DX支援の進め方、課題整理の視点、金融機関職員としてどこまで関与すべきかを押さえます。
解説文に書かれている「望ましい対応」をそのまま覚えるのではなく、実務での会話をイメージしながら読み込むと理解が定着しやすくなります。
第3章 デジタル技術・データ活用の基礎知識の勉強方法
ITやデジタル技術に苦手意識がある方は、この章にやや時間を多めに割くと安心です。
AI、クラウド、RPA、データ活用などの用語については、問題と解説をセットで確認し、概要レベルの理解にとどめます。
技術の仕組みを深く理解する必要はなく、「何に使われる技術か」「DXとどう関係するか」を説明できる状態を目標にします。
第4章 情報セキュリティの基礎知識の勉強方法
情報漏えいの原因、内部不正、サイバー攻撃の基本的な種類など、定型的な出題が多い分野です。
問題を繰り返し解き、正解パターンを体で覚える学習が有効です。
金融機関として注意すべきポイントを、解説文を通じて整理しておくと得点源になります。
第5章 DXに求められるコンプライアンス・モラルの勉強方法
法令名や細かい条文を覚える必要はありません。
DX推進において守るべき考え方、個人情報やデータの取り扱い、職員としてのモラルに関する基本姿勢を理解することが重要です。
誤った対応例がそのまま不正解の選択肢として出題されやすいため、解説文で示されている注意点を重点的に確認します。
仕上げ段階の学習方法
全章を一通り学習した後は、問題集を通して解き直し、間違えた問題だけを重点的に復習します。
正解できた問題でも、解説文を読んで根拠を確認し、曖昧な理解を残さないことが合格率を高めるポイントです。
試験直前は、新しい内容に手を広げず、問題集の解説文を読み返す学習に集中するのが効果的です。
出題頻度が高い重要論点チェックリスト

チェックリスト
以下は、金融業務3級 DX支援コーディネータコースについて、試験問題集の構成と出題傾向を踏まえた「出題頻度が高い重要論点チェックリスト」です。理解できているかを確認する目的で活用してください。
第1章 DXの意義・全体像
□ DXとデジタル化の違いを説明できる
□ DXの目的が業務効率化だけでなく、価値創出やビジネスモデル変革にあることを理解している
□ DXが経営戦略と一体で進められるべき理由を説明できる
□ 金融機関におけるDXの役割を理解している
□ 中小企業においてDXが進みにくい主な要因を把握している
□ DX推進においてトップの関与が重要とされる理由を理解している
第2章 DX支援の基礎知識
□ DX支援における金融機関の基本的な立ち位置を理解している
□ 取引先企業の課題整理における基本的な考え方を説明できる
□ IT導入とDX支援の違いを理解している
□ DX支援で金融機関が行うべきでない行為を把握している
□ 外部専門家やITベンダーとの連携の考え方を理解している
□ DX支援における伴走支援の意味を説明できる
第3章 デジタル技術・データ活用の基礎知識
□ AI、RPA、クラウドの基本的な用途を説明できる
□ データ活用が業務改善や意思決定に与える効果を理解している
□ デジタル技術は手段であり目的ではないことを理解している
□ システム導入だけでDXが実現しない理由を説明できる
□ 中小企業におけるデジタル活用の代表的な事例イメージを持っている
第4章 情報セキュリティの基礎知識
□ 情報資産の考え方を理解している
□ 情報漏えいが発生する主な原因を説明できる
□ 内部不正と外部攻撃の違いを理解している
□ パスワード管理やアクセス権限管理の基本を把握している
□ サイバー攻撃に対する基本的な対策の考え方を理解している
□ インシデント発生時の初動対応の重要性を理解している
第5章 DXに求められるコンプライアンス・モラル
□ 個人情報や顧客データの適切な取り扱いを理解している
□ DX推進における法令遵守の基本姿勢を説明できる
□ データ活用とプライバシー配慮の関係を理解している
□ 職員に求められる情報モラルを把握している
□ 不適切なデータ利用がもたらすリスクを理解している
このチェックリストを用いて、説明できない項目や迷いがある項目を中心に、試験問題集の該当箇所と解説文を重点的に復習すると、効率よく得点力を高めることができます。
試験問題(過去問)の反復と解説文の重要性

試験問題、過去問の反復
以下では、金融業務3級 DX支援コーディネータコースにおける「試験問題集と解説文」を使った反復学習の方法と、そのメリットを整理して説明します。公式テキストが存在しない試験であることを前提にしています。
反復の基本的な考え方
本試験では、問題集と解説文そのものが知識のベースになります。そのため、問題を解く回数を増やすことよりも、解説文を何度も読み返し、考え方を定着させる反復が重要です。一度解いて終わりにせず、理解の深さを段階的に高めていく意識で取り組みます。
反復の具体的な方法
最初の1回目は、正解・不正解にこだわらず、全問題を一通り解きます。この段階では、問題文と選択肢の言い回しに慣れることを目的とし、解説文を丁寧に読み、DXの考え方や金融機関としての基本スタンスを把握します。
2回目は、問題を解きながら、なぜ正解になるのか、なぜ他の選択肢が誤りなのかを言葉で説明できるかを意識します。解説文の中で「判断基準」や「してはいけない対応」として示されている部分を重点的に確認します。
3回目以降は、すでに正解できる問題よりも、迷った問題や間違えた問題だけを抽出して反復します。解説文を読み直し、選択肢を見た瞬間に正誤の方向性が判断できる状態を目指します。
試験直前は、新しい問題に手を広げず、これまで間違えた問題の解説文だけを読み返します。問題を解かず、文章として解説を読むだけでも十分な復習効果があります。
解説文を反復する際のポイント
解説文は「正解の理由」だけでなく、「誤りの理由」に注目します。特に、金融機関として踏み込み過ぎている対応や、DXの目的を履き違えている記述は、不正解の典型パターンとして整理しておくと効果的です。
また、用語の定義だけでなく、「なぜその考え方が重要なのか」「実務ではどのような場面か」をイメージしながら読むことで、選択肢の言い換えにも対応できるようになります。
反復学習のメリット
反復することで、DXに関する用語や知識を断片的に覚えるのではなく、考え方として理解できるようになります。その結果、初見に近い表現の問題でも、正誤判断がしやすくなります。
また、問題文や選択肢の言い回しに慣れることで、試験本番で迷う時間が減り、落ち着いて解答できるようになります。公式テキストがない試験では、問題集と解説文の反復こそが最も効率的で、確実性の高い学習方法です。
さらに、反復を重ねることで、自分が間違えやすい思考パターンや理解が曖昧な分野が明確になり、限られた勉強時間を重要論点に集中させることができます。結果として、短期間でも安定した得点力につながります。
試験当日に見る A4・1枚要点まとめ

試験当日用、A4紙1枚まとめ
以下は、金融業務3級 DX支援コーディネータコースの「試験当日に見る A4・1枚要点まとめ」です。直前確認用として、流れと考え方を中心に整理していますので印刷して、試験日に利用してください。
【DXの基本整理】
DXはデジタル技術を使った業務効率化ではなく、ビジネスモデルや価値提供の変革を目的とする
デジタル化は手段、DXは目的
DXは経営戦略と一体で進めるもの
トップのコミットメントと全社的な取り組みが不可欠
【金融機関に求められるDXの役割】
自社DXの推進と取引先DX支援の両立が重要
取引先の課題を理解し、DX導入のきっかけ作りを行う立場
システム販売やITベンダー的役割は担わない
必要に応じて外部専門家へつなぐハブ役を果たす
【DX支援の考え方】
いきなりIT導入の提案はしない
業務課題や経営課題の整理が出発点
小さく始めて段階的に進める
伴走支援が基本スタンス
取引先の主体性を尊重する
【デジタル技術・データ活用の要点】
AIは判断や予測の支援、RPAは定型業務の自動化
クラウドは柔軟性と拡張性が特長
データは集めるだけでなく活用して価値を生む
技術導入だけではDXは実現しない
【中小企業DXの留意点】
人材・資金・ノウハウ不足が障壁になりやすい
経営者の理解と意思決定が成否を左右する
現場負担を意識した現実的な提案が重要
【情報セキュリティの基本】
情報資産は重要な経営資源
情報漏えいの多くは人為的ミスや内部不正が原因
パスワード管理、アクセス権限管理の徹底
外部攻撃と内部不正の違いを整理
インシデント発生時は初動対応が最優先
【コンプライアンス・モラル】
法令遵守はDX推進の前提条件
個人情報・顧客データは目的外利用をしない
データ活用とプライバシー配慮の両立が必要
職員一人ひとりの情報モラルがリスクを左右する
【試験対策ワンポイント】
用語の丸暗記より考え方を問われる
不適切な対応を選ばせる選択肢が多い
金融機関として「やり過ぎ」「踏み込み過ぎ」は誤りになりやすい
現場目線・顧客目線で考える
テキスト・過去問・問題集(PR)
前記の通り、主催者の通信講座はありますが、市販されている公式テキストはありません。試験問題集の解説文を熟読してください。
・楽天Books
・Amazon
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