一般社団法人 金融財政事情研究会が主催する、金融業務4級 実務コースとは、金融機関で働く新入職員・若手行職員が、日常業務を円滑かつ正確に遂行するために必要となる実務の基礎知識と基本的な考え方を体系的に学ぶことを目的とした検定試験です。
預金・為替・融資といった金融実務の基本分野を中心に、窓口対応や事務処理、社内ルールの理解など、現場で直ちに求められる知識がバランスよく出題されます。
単なる知識の暗記にとどまらず、「なぜその手続きが必要なのか」「どのような点に注意すべきか」といった実務目線での理解を重視している点が特長です。そのため、金融業務に初めて携わる方でも、業務全体の流れをイメージしながら学習を進めることができます。
金融業務4級 実務コースは、金融機関における実務力の第一歩として位置づけられており、OJTや社内研修とあわせて受験することで、基礎力の定着と業務理解の向上に大きく役立つ検定試験です。
試験概要
| 試験の対象者 | 若手行職員 ※受験資格は特にない。 |
|---|---|
| 試験範囲 | 預金、出納、為替、融資、証券等に関する 基礎的な実務知識および金融常識 |
| 試験時間 | 60分 |
| 出題形式 | 三答択一式40問 |
| 合格基準 | 100点満点で60点以上 |
| 当日について | 持ち物本人確認書類 集合時刻必ず確認ください。 ■筆記用具・メモ用紙 ・会場にて筆記用具とメモ用紙を受け取る。 ・筆記用具とメモ用紙は試験終了後に回収。 |
| 合格発表 | 試験終了後、その場で合否に係る スコアレポートが手交される。 合格者は、試験日の翌日以降、合格証を マイページからPDF形式で出力できます。 |
| 持込み品 | 携帯電話、筆記用具、計算機、書籍を含め、 自席(パソコンブース)への私物の持込みは不可。 テストセンター鍵付きのロッカー等に保管。 メモ用紙・筆記用具はテストセンターで貸し出し。 計算問題は、試験画面上に表示される電卓を利用。 |
| 対応教材 | 【試験問題集】 金融業務4級 実務コース試験問題集 |
| 試験日 | 通年実施 |
| 受験予約 | ※マイページより、自身で希望の日程・ テストセンターを予約。 ※受験の手順については公式CBTサイトの 「受験までの流れ」を参照。 ※予約が完了すると予約内容が記載された メールが送られます。受験票は発行しないが、 受験日の前日に確認メール受信。また、 マイページから予約状況の確認ができる。 受験日当日は、指定の本人確認書類が必要です。 ※とりまとめ担当者は、団体管理画面で 行職員の申込状況を確認できます。 ※受験の予約・変更・キャンセルは、 マイページより受験日の3日前まで可。 ※受験日の2日前からは、受験予約の変更・ キャンセルは、返金等は無い。 ※受験料が受験者支払の場合、受験申込後の キャンセルに係る払戻しについては、 所定のキャンセル料あり ※受験申込された方の受験可能期間 (受験申込日の3日目以降の受験できる期間)は、 当初受験申込日から最長で1年間まで。 |
受験料・支払い方法
| 受験料(税込) | 4,400円 |
|---|---|
| 支払方法 | 以下3通りから選択。 なお、コンビニエンスストア決済および Pay-easy決済の場合は、受験手数料に加えて、 事務手数料297円(税込)の負担あり。 ・クレジットカード決済 ・コンビニエンスストア決済 ・Pay-easy決済 (Pay-easy:ゆうちょ銀行ATM ・ゆうちょダイレクト、 銀行などのATMやネットバンキング) |
問合せ先
| 主催 問合せ先 | 【試験のお申込み・受験についてのお問合せ先 ※受験者(個人・団体個人)】 受験サポートセンター TEL:03-5209-0553 ※電話は応対品質向上のため、録音あり。 受験に関する問い合わせ 【試験内容についてのお問合せ先 ※法人のご担当者(とりまとめご担当者)】 一般社団法人 金融財政事情研究会 検定センター 〒160-8529 東京都新宿区荒木町2-3 TEL:03-3358-0771 ※電話は応対品質向上のため、録音あり。 一般社団法人金融財政事情研究会 「金融業務能力検定」の一覧ページはこちら |
|---|
試験地・試験会場
CBT-Solutionsウェブサイト
試験の流れとCBT申し込み
CBT-Solutionsウェブサイト
合格率と難易度
金融業務4級 実務コースは、金融能力検定の中で一番易しい基本的なレベルで、合格率75%前後、難易度は偏差値表示で40です。
勉強時間と勉強方法

勉強時間と勉強方法
① 勉強時間の目安
金融業務4級 実務コースは、金融機関の新入職員・若手行職員を対象とした基礎実務確認レベルの試験です。
試験問題集(問題・解答・解説)を中心に学習することで、短時間でも十分に合格が狙えます。
■ 目安となる勉強時間
10~20時間程度
| 受験者区分 | 勉強時間の目安 |
|---|---|
| 金融実務が初めて | 15~20時間 |
| 窓口・後方事務の経験あり | 10~15時間 |
| 社内研修・OJTと並行 | 8~12時間 |
※ 暗記量は多くなく、業務の流れと基本ルールの理解が合否を左右します。
② 勉強方法(問題集中心・短期合格向け)
【STEP1】試験問題集を最初から最後まで解く(5~7時間)
まずは、試験問題集を最初のページから順に解き進めます。
- 最初は正答率を気にしない
- 解答後、必ず解説を読む
- 「なぜこの処理になるのか」を確認
👉
この段階の目的は、
試験範囲全体と出題パターンを把握することです。
【STEP2】解説を読み込み、業務の流れを理解(3~5時間)
次に、問題集の解説部分を重点的に読み直します。
- 預金・為替・融資の一連の業務フロー
- 窓口・事務処理での注意点
- 判断基準(顧客保護・事務正確性)
☆4級は
「正しい順序」「基本ルール」**を外した選択肢が不正解になります。
【STEP3】間違えた問題を繰り返す(3~5時間)
- 間違えた問題・迷った問題に印を付ける
- 解説を読んでも理解できない部分は、
研修資料や業務マニュアルで補完 - 2周目・3周目は間違えた問題のみ
👉
この反復が、得点の安定につながります。
【STEP4】頻出分野を重点復習(2~3時間)
特に以下は毎回出題されやすい重要分野です。
- 預金業務(口座開設・入出金・解約)
- 振込・為替業務の基本
- 融資の種類・返済方法の基礎
- 顧客対応・事務ミス防止・内部ルール
☆
「実務上、あり得ない行動」を含む選択肢は×。
【STEP5】試験直前の最終確認(1~2時間)
- 新しい問題には手を出さない
- 間違えた問題と
A4・1枚要点まとめのみ確認 - 手続きを頭の中で再現できればOK
③ 勉強のコツ(実務4級で失点しないために)
- 丸暗記は不要
- 手続きは「誰が・何を・どの順で行うか」を意識
- 迷ったら
顧客保護/事務の正確性/規程遵守を選ぶ
④ まとめ(要点)
- 勉強時間は 10~20時間
- 試験問題集(問題+解答+解説)が主教材
- 最初から解いて → 解説重視 → 間違い反復
- 短期合格は十分可能
チェックリスト

チェックリスト
出題頻度が高い重要論点チェックリスト
① 預金業務(最重要分野)
□ 口座開設時に必要な本人確認の考え方
□ 本人確認書類の確認目的と重要性
□ 印鑑・署名照合の基本
□ 入金と払戻しの基本的な手続きの流れ
□ 払戻し時に確認すべきポイント
□ 解約時の基本手続き(通帳回収・利息処理)
□ 定期預金の満期取扱いの考え方
□ 定期預金の中途解約と中途解約利率
□ 顧客からの問い合わせ対応時の基本姿勢
② 為替業務(振込・決済の基本)
□ 振込業務の基本的な流れ
□ 振込依頼書の記載内容確認(金額・口座番号・名義)
□ 振込手続きにおける注意点
□ 振込不能となる代表的なケース
□ 組戻しが必要となる場面
□ 訂正処理が必要となる場面
□ 為替業務における迅速かつ確な対応の重要性
③ 手形・小切手の基礎
□ 手形・小切手の役割と基本的な考え方
□ 記載事項を確認する必要がある理由
□ 記載不備のある手形・小切手の取扱い
□ 不渡りの基本的な意味
□ 不渡りが取引先や信用に与える影響
□ 信用リスクという観点での重要性
④ 融資業務(基礎レベル)
□ 融資業務の基本的な考え方
□ 証書貸付の特徴
□ 手形貸付の特徴
□ 証書貸付と手形貸付の違い
□ 当座貸越の仕組み
□ 元利均等返済の特徴
□ 元金均等返済の特徴
□ 返済方法の違いによる返済負担の考え方
□ 返済能力を確認する必要性
□ 約定を守ることの重要性
⑤ 顧客対応・実務姿勢
□ 顧客対応で重視される基本姿勢
□ 正確で分かりやすい説明の必要性
□ 高齢者への配慮が必要な理由
□ 初取引の顧客に対する対応上の注意点
□ 顧客の立場に立った対応とは何か
⑥ 事務管理・ミス防止
□ 事務ミスが発生する代表的な原因
□ ダブルチェックを行う目的
□ その場で確認・訂正することの重要性
□ 事務ミスを自己判断で処理しない意識
⑦ コンプライアンス・内部ルール
□ 規程やマニュアルを守る必要性
□ 不明点を上司や関係部署へ確認する姿勢
□ 顧客保護を最優先とする判断基準
□ 実務における基本ルール遵守の重要性
⑧ 試験直前の最終確認ポイント
□ 業務の流れを順番どおり説明できる
□ 実務上不適切な行動を含む選択肢を見抜ける
□ 迷った場合に顧客保護と事務の正確性を基準に判断できる
試験当日に見るA4・1枚要点まとめ

試験当日、要点紙1枚
① 試験全体の考え方(まず確認)
- 基礎知識+実務の流れを問う
- 迷ったら【顧客保護/事務の正確性/内部ルール】を優先
- 数字暗記より手続き順序・注意点
② 預金業務(最重要)
口座開設
- 本人確認(本人確認書類)
- 印鑑・署名の確認
- 反社・マネロン対応の基本意識
入出金・解約
- 払戻しは残高・本人確認・印鑑照合
- 解約時:利息計算・通帳回収
定期預金
- 満期前解約:中途解約利率
③ 為替業務(振込・手形)
振込
- 振込依頼書の記載確認
- 金額・口座番号・名義の一致
- 組戻し・訂正は迅速対応
手形・小切手(基本)
- 記載事項の確認(必要項目)
- 不渡り=信用リスク
④ 融資業務(基礎)
融資の種類
- 証書貸付/手形貸付
- 当座貸越
返済方法
- 元利均等返済
- 元金均等返済
基本姿勢
- 返済能力の確認
- 約定遵守
⑤ 共通事項・事務管理
顧客対応
- 丁寧・正確・説明責任
- 高齢者・初取引者への配慮
事務ミス防止
- ダブルチェック
- その場で確認・訂正
コンプライアンス意識
- 規程・マニュアル遵守
- 不明点は自己判断しない
⑥ 直前チェック(5分)
- 預金・振込は必ず出る
- 手続き順序を頭で再生
- 迷ったら「基本ルール」へ戻る
最後に
落ち着いて、基本を選ぶ。 流れを外す選択肢は×。
テキスト・過去問・問題集(PR)

勉強時間は最大で20時間と思うわ!
公式なテキストは有りません。
それに準ずるものてして協会の通信講座4か月コースにて4冊「新入行員基礎コース」というのがあるのですが、この「金融業務4級 実務コース」試験自体の難易度がかなり低いので、問題集だけで勉強し合格したという例が多くあります。
実際に過去問や問題集を試してみて、それを反復し2回目以降は満点を基本とすれば、初見の問題でも、楽に合格点を取れるはずです。
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