高圧ガス販売主任者試験お一部である第二種高圧ガス販売主任者(第二種販売主任者)は、高圧ガスの販売に際して必要とされる国家資格の一つであり、主に一般消費者向けの販売業務を対象としています。高圧ガス保安法に基づき、販売事業者には販売方法・容器の取扱い・保安管理に関する一定の知識水準が求められており、本資格はその担保として位置づけられています。
試験では、法令および高圧ガスの性質・取扱いに関する知識が問われ、実務に即した内容が中心です。特に第二種は、第一種と比較して対象ガスや業務範囲が限定されている一方、販売現場で必要となる基本的な保安知識を網羅的に確認する構成となっています。
本ページでは、第二種高圧ガス販売主任者試験について、試験制度・試験概要・合格率や難易度・免除制度の有無など、公式資料に基づく事実のみを整理し、受験判断や学習計画に必要な情報に絞って解説します。
令和6年度 高圧ガス第二種販売主任者、免除別の合格率
| 令和6年度 第二種販売・種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 4,317 | 1,520 | 35.2% |
| 高圧法免除 | 50 | 27 | 54.0% |
| 液石法免除 | 397 | 166 | 41.8% |
| 高圧法・液石法免除 | 1 | 1 | 100.0% |
| 保安管理技術免除 | 2,090 | 1,781 | 85.2% |
| 高圧法及び 保安管理技術免除 | 174 | 170 | 97.7 |
| 液石法及び 保安管理技術免除 | 262 | 227 | 86.6% |
| 全科目免除 | 166 | 166 | 100.0% |
| 科目免除 | 3,140 | 2,538 | 80.8% |
| 計 | 7,457 | 4,058 | 54.4% |
令和5年度 高圧ガス第二種販売主任者、免除別の合格率
| 令和5年度 第二種販売・種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 4,343 | 1,402 | 32.3% |
| 高圧法免除 | 37 | 16 | 43.2% |
| 液石法免除 | 413 | 187 | 45.3% |
| 高圧法・液石法免除 | 2 | 0 | 0.0% |
| 保安管理技術免除 | 1,846 | 1,547 | 83.8% |
| 高圧法及び 保安管理技術免除 | 142 | 94 | 66.2% |
| 液石法及び 保安管理技術免除 | 272 | 238 | 87.5% |
| 全科目免除 | 143 | 143 | 100.0% |
| 科目免除 | 2,855 | 2,225 | 77.9% |
| 計 | 7,198 | 3,627 | 50.4% |
令和4年度 高圧ガス第二種販売主任者、免除別の合格率
| 令和4年度 第二種販売・種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 4,559 | 1,689 | 37.0% |
| 高圧法免除 | 54 | 36 | 66.7% |
| 液石法免除 | 436 | 204 | 46.8% |
| 高圧法・液石法免除 | 2 | 2 | 100% |
| 保安管理技術免除 | 1,632 | 1,469 | 90.0% |
| 高圧法及び 保安管理技術免除 | 164 | 157 | 95.7% |
| 液石法及び 保安管理技術免除 | 269 | 247 | 91.8% |
| 全科目免除 | 175 | 175 | 100% |
| 科目免除 | 2,732 | 2,290 | 83.8% |
| 計 | 7,291 | 3,979 | 54.6% |
令和3年度 高圧ガス第二種販売主任者、免除別の合格率
| 令和3年度 第二種販売・種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 4,643 | 1,617 | 34.8% |
| 高圧法免除 | 46 | 17 | 37.0% |
| 液石法免除 | 443 | 195 | 44.0% |
| 高圧法・液石法免除 | 6 | 5 | 83.3% |
| 保安管理技術免除 | 2,227 | 1,887 | 84.7% |
| 高圧法及び 保安管理技術免除 | 153 | 140 | 91.5% |
| 液石法及び 保安管理技術免除 | 322 | 269 | 83.5% |
| 全科目免除 | 167 | 167 | 100.0% |
| 科目免除 | 3,364 | 2,680 | 79.7% |
| 計 | 8,007 | 4,297 | 53.7% |
※受験者数および合格者数は科目免除者の合格者も含みます。
高圧ガス販売主任者試験の合格率と難易度/偏差値
令和3年から令和6年まで、高圧ガス第二種販売試験で科目免除を含む全受験者の合格率は50.4%から58.1%、全科目受験の合格率は32.3%から37.0%、科目免除の合格率は77.9%から83.8%、想定される難易度は偏差値表示で42です。
| 第二種販売 | 総受験者数 | 総合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2023年 令和6年 | 7,457 | 4,058 | 54.4% |
| 2023年 令和5年 | 7,198 | 3,627 | 50.4% |
| 2022年 令和4年 | 7,291 | 3,979 | 54.6% |
| 2021年 令和3年 | 8,007 | 4,297 | 53.7% |
| 2020年 | 6,888 | 3,771 | 54.7% |
| 2019年 | 7,719 | 4,335 | 56.2% |
| 2018年 | 8,496 | 4,939 | 58.1% |
第二種高圧ガス販売主任者試験【試験概要】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名称 | 第二種高圧ガス販売主任者試験 |
| 実施機関 | 高圧ガス保安協会(試験センター) |
| 受験資格 | 年齢・学歴・経験に関係なく 誰でも受験可能(制限なし) |
| 申込方法 | 高圧ガス保安協会公式サイトからの 電子申請による申込みが基本 (「国家試験のお申込み」参照) |
| 申込期間 | (令和7年度実績) 例年8月~9月上旬 年度ごとに公式案内で発表 |
| 試験日 | (令和7年度実績) 11月第2日曜日 令和7年11月10日 |
| 試験地 | 全国各都道府県主要都市 (受験案内書に記載) |
| 受験料 | 電子申請:6,700円 書面申請:7,200円 |
| 試験科目・形式 | ・高圧ガス保安法及び液化石油ガス法 に係る法令(択一式)20問、60分 ・液化石油ガスの販売に必要な保 安管理技術(択一式)20問、90分 |
| 合格基準 | 各科目とも満点の60%程度 |
| 合格発表 | 合否は公式サイトで番号公表 |
| 免除制度 | 下記参照 |
| 問題集 過去問 | (PR) ・楽天ブックス: 第二種販売主任者 最速合格 ・Amazon: 第二種販売主任者 最速合格 |
科目免除
| 免除科目 | 必要な証明書類 | 受験科目 |
|---|---|---|
| 法 令 【高圧法】 | 液化石油ガス設備士免状 | 法令 【液石法】+ 保安管理技術 |
| 法 令 【液石法】 | 第一種販売講習の講習修了証 ※2 | 法令 【高圧法】+ 保安管理技術 |
| 法 令 【高圧法+ 液石法】 | 丙種化学(特別)免状 ※1 + 液化石油ガス設備士免状 | 保安管理技術 |
| 保安管理技術 | 第二種販売講習の講習修了証 ※2 | 法 令 【高圧法+ 液石法】 |
| 法令 【高圧法】+ 保安管理技術 | 以下の内、1項目に該当 甲種化学免状 ※1 甲種機械免状 ※1 乙種化学免状 ※1 乙種機械免状 ※1 丙種化学(液石)免状 ※1 昭和51年2月22日以降の 当該試験に合格に限る 丙種化学(特別)免状 ※1 + 第二種販売講習の修了証 ※2 | 法 令 【液石法】 |
| 法令 【液石法】+ 保安管理技術 | 第二種販売講習の講習修了証 ※2 + 液化石油ガス設備士免状 | 法 令 【高圧法】 |
| 全科目 | 以下の内、1項目に該当 甲種化学免状 ※1 + 液化石油ガス設備士免状 甲種機械免状 ※1 + 液化石油ガス設備士免状 乙種化学免状 ※1 + 液化石油ガス設備士免状 乙種機械免状 ※1 + 液化石油ガス設備士免状 丙種化学(液石)免状 ※1 + 液化石油ガス設備士免状 (昭和51年2月22日以降の当該 試験に合格したものに限る。) 丙種化学(特別)免状 ※1 + 第二種販売講習の講習修了証 ※2 + 液化石油ガス設備士免状 丙種化学主任者免状 ※1 (昭和51年2月21日以前の当該 試験に合格したものに限る。) 乙種化学主任者免状 ※1 (昭和36年~38年の 当該試験に合格したもので、 丙種化学作業主任者免状と 見なすものに限る。) | – |
※1:国家試験の合格通知書、合格証明書でも可
※2:平成7年3月31日以前の販売第二講習の講習修了証でも可
勉強時間
実務経験者(高圧ガス販売・保安に日常的に関与)
- 20〜30時間程度
- 法令用語・数値の再確認が中心
非実務者/関連業務が浅い層
- 40〜60時間程度
- 法令理解+販売・保安管理の体系整理が必要
※ 出題範囲は限定的で、計算問題・高度理論は出ません
独学の勉強方法
① 過去問・類題ベースで全体像を先に掴む
- いきなりテキスト精読は非効率
- 「どの条文・概念が繰り返し問われるか」を把握するのが先
重点確認ポイント例:
- 高圧ガス保安法の目的・定義
- 販売主任者の選任義務・業務範囲
- 容器・表示・帳簿・保安管理に関する規定
② 法令は「条文番号暗記」ではなく「使われ方」で整理
- 第二種販売は 条文丸暗記型ではない
- 出題は
- 義務か/努力義務か
- 誰の責任か(販売者・消費者・主任者)
- 例外条件の有無
を問う形式が中心
③ 捨て分野を作らない(範囲が狭い)
- 第二種販売は試験範囲が比較的コンパクト
- 「ここは出ないだろう」という判断は不要
- 全範囲を一巡し、落とさない構成にするのが正解
④ 直前期は「選択肢潰し」の練習
- 択一式は
- 明確に誤りと
- 数値・用語の微差
で落としに来る問題が多い
- 正解を探すより
「誤っている肢を確実に切る」訓練が有効
過去問による独学|最短2週間を想定した勉強方法
勉強時間を2週間と想定する場合、
テキストを一通り確認したうえで、以下の流れを基本とします。
日々の基本ルーティン
- 毎日「過去問1回分〜2回分」を実施
- 自己採点を行い、必ず解説文を読み理解する
- 開始直後の点数の低さは気にしない
- 特に誤答した設問の解説文は重点的に確認
- 過去問は「1周で終わらせない」
- 毎回満点が取れるまで反復周回
- 通勤・通学時間は、スマホやPCで読める電子書籍を活用
- 初見の問題集で70%程度以上の正答率維持できるかどうか
- 未達の場合は同じく必ず解説文を熟読そして反復継続
以上の方法で、2週間を要せず自分が独学が可能かどうかわかります。
要点だけ
- 勉強時間:20〜60時間(実務経験で大きく差)
- 勉強順:
- 過去問で出題軸把握
- 法令を実務判断ベースで整理
- 全範囲一巡+択一処理練習
- 難関試験ではないが
雑にやると落ちるタイプの国家試験
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