第三種冷凍機械責任者

国家資格

第三種冷凍機械責任者は、冷凍設備を扱う現場において最初に取得を検討されることが多い国家資格で、主に小型冷凍空調機器を備えている施設、冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場等において、製造(冷凍)に係る保安の実務を含む統括的な業務を行う方に必要な資格で、1日の冷凍能力が100トン未満の製造施設に関する保安に携わることができます。

試験では高圧ガス保安法令、冷凍設備の保安管理、基礎的な応用化学・機械工学が体系的に問われ、現場経験があるかどうかで理解度に差が出ますが、同種の他試験と比較して第三種冷凍機械責任者は難易度が低いという特徴があります。

すでに冷凍・空調設備の運転、点検、保守に関わっている実務者にとっては、日常業務で触れている内容がそのまま出題範囲に含まれます。一方で、用語や数値、法令条文として整理されていない知識は、そのままでは得点につながりません。第三種冷凍機械責任者試験は、現場感覚を「試験用の知識」に変換できるかどうかが合否を分けます。

また、第三種は第二種・第一種へのステップ資格という位置付けでもあります。
試験範囲や出題形式をここで正確に把握しておくことは、上位区分を見据えた学習効率の面でも無駄になりません。

本記事では、第三種冷凍機械責任者試験について、
試験概要、試験科目、免除制度、合格基準、申込み日程、試験日合格率、難易度、過去問の有効活用といった受験判断に必要な情報を、公式資料に基づいて整理します。

現場実務者が「受けるかどうか」「いつ受けるか」を判断するための材料として、最低限必要な情報に絞って解説します。

第三種冷凍機械責任者試験【試験概要】

項目内容
試験名称第三種冷凍機械責任者試験
主催実施高圧ガス保安協会(KHK)
受験資格年齢・学歴不問(誰でも受験可能)
申込方法公式サイトから
インターネット申込み(電子申請)
申込期間令和7年度実績
令和7年8月18日~令和7年9月3日
※試験案内に基づく実績日程
(国家試験案内PDF)
試験日令和7年度実績
令和7年11月9日(日)
※国家試験案内に含まれる
実施日情報に準拠
(例年11月第2日曜日)
試験地全国主要都市
東京都は23区+遠隔地
大阪府は複数個所
主催者サイトに地図あり
受験料インターネット申請:9,800円
書面申請:10,300円
(2025年時点の実績)
出題形式択一式(マークシート方式)
試験内容

時間
・高圧ガス保安法令
 (択一式:20問/60分)
・冷凍のための高圧ガス製造に
 必要な初歩的な保安管理技術
 (択一式:15問/90分)
合格基準各科目とも満点の60%程度。
1科目でも基準未達の場合は
不合格(公式FAQ準拠)
※受験する試験回の合格基準は上を
基本として主催者判断で
変化の可能性があります。
免除制度講習の修了証で
科目「保安管理技術」が免除
科目「法令」を受験
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第三種冷凍機械責任者試験【試験概要】

科目免除。第三種冷凍機械責任者 試験科目の一部免除

免除科目免除の申請に必要な証明書類受験科目
保安管理技術第三種冷凍機械講習の講習修了証
※1
法令

※1 下記の講習修了証も可:
・昭和51年2月21日以前の製造第八講習の講習修了証
・昭和51年2月22日~平成7年3月31日の製造第九講習の講習修了証

第三種冷凍機械責任者試験の合格率

・令和6年度、第三種冷凍機械責任者試験の合格率

令和6年度
第三種冷凍機械・種別
受験者数合格者数合格率
全科目受験7,6052,74436.1%
科目免除1,3881,23789.1%
8,9933,98144.3%
令和6年度 高圧ガス製造保安責任者・第三種冷凍機械責任者の合格率

・令和5年度、第三種冷凍機械責任者試験の合格率

令和5年度
2023年
第三種冷凍機械・種別
受験者数合格者数合格率
全科目受験7,8913,14639.9%
科目免除1,5961,35184.6%
9,4874,49747.4%
令和5年度 高圧ガス製造保安責任者・第三種冷凍機械責任者の合格率

・令和4年度、第三種冷凍機械責任者試験の合格率

令和4年度
2022年
第三種冷凍機械・種別
受験者数合格者数合格率
全科目受験8,3051,89022.8%
科目免除1,4261,25988.3%
9,7313,14932.4%
令和4年度 高圧ガス製造保安責任者・第三種冷凍機械責任者の合格率

・令和3年度、第三種冷凍機械責任者試験の合格率

令和3年度
2021年
第三種冷凍機械・種別
受験者数合格者数合格率
全科目受験9,8583,99640.5%
科目免除1,5791,36186.2%
11,4375,35746.8%
令和3年度 高圧ガス製造保安責任者・第三種冷凍機械責任者の合格率

年度別、総合の合格率(全科目受験と科目免除者の合計)

令和3年度から令和6年度で第三種冷凍機械全受験者の合格率は32.4%から47.4%です。そして全科目受験者の合格率は22.8%から40.5%、科目免除ありの場合は84.6%から89.1%であり、想定される難易度としては偏差値表示で45です。

第三種
冷凍機械
受験者数合格者数合格率
2024年
令和6年
8,9933,98136.1%
2023年
令和5年
9,4874,49747.4%
令和4年度
2022年
9,7313,14932.4%
2021年
令和3年度
11,4375,35746.8%
2020年8,3872,05924.5%
2019年9,5973,88240.5%
2018年9,5204,57948.1%
高圧ガス製造保安責任者試験、第三種冷凍機械の合格率

上記表の受験人数と合格率は、全科目受験の受験者と科目免除ありの受験者の合計によって計算されています。

過去問による独学|最短2週間を想定した勉強方法

勉強時間を2週間と想定する場合、
テキストを一通り確認したうえで、以下の流れを基本とします。

日々の基本ルーティン

  • 毎日「過去問1回分〜2回分」を実施
  • 自己採点を行い、必ず解説文を読み理解する
  • 開始直後の点数の低さは気にしない
  • 特に誤答した設問の解説文は重点的に確認
  • 過去問は「1周で終わらせない」
  • 毎回満点が取れるまで反復周回
  • 通勤・通学時間は、スマホやPCで読める電子書籍を活用
  • 初見の問題集で70%程度以上の正答率維持できるかどうか
  • 未達の場合は同じく必ず解説文を熟読そして反復継続

高圧ガス製造保安責任者、各資格の講習について

高圧ガス製造保安責任者、各資格の講習について、スケジュールが公式サイトに記載され更新されていますので参照してください。

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