「丙種化学(液化石油ガス)高圧ガス製造保安責任者試験」は、高圧ガス保安責任者区分の中でも、液化石油ガスに限定した実務直結型の国家試験です。
対象範囲は明確で、出題は化学全般ではなく「液化石油ガス製造・取扱・保安」に集約される。
一方で、法令・保安管理・設備に関する知識は省略されず、業務経験の有無が得点差として表れやすいという特徴があります。
本記事では、丙種化学(液化石油ガス)に特化し、
・試験構造
・出題範囲の整理
・他区分(乙種・丙種他科目)との差分
を中心に整理します。
試験概要|丙種化学(液化石油ガス)高圧ガス製造保安責任者試験
| 申込み方法 と期間 | 高圧ガス保安協会(KHK)の 試験申込システムによる申込です。 申込期間は年度ごとに定められ、 事前に公表されます。 |
| 試験日 | 年度ごとに指定された1日で 実施されます。 |
| 試験地 | 全国の主要都市に設けられた 試験会場で実施されます。 試験地は年度ごとに指定されます。 |
| 受験資格 | 制限はありません。 学歴・年齢・実務経験を問わず 受験できます。 |
| 出題形式 試験時間 | 筆記試験(五肢択一式)です。 試験時間は科目構成に応じて 設定されています。 |
| 科目構成 | 法令 保安管理技術(液化石油ガス) 製造・設備に関する知識 |
| 免除科目 条件 | 科目免除 免除条件は年度要綱で明示されます。 下記に詳細 |
| 受験料 | 丙種区分として定められた 受験料が必要です。 金額は年度ごとに公表されます。 |
| 合格発表 | 試験後、指定日に合否が公表されます。 発表方法は年度要綱に基づきます。 |
| テキスト・ 過去問・ 問題集 | (PR) ・楽天ブックス: 丙種化学(液化石油ガス)の参考書 過去問&問題集 Amazon: 高圧ガス製造保安責任者試験 丙種化学 液石 |
| 主催者 問い合わせ | 主催:高圧ガス保安協会(KHK) 問い合わせは協会公式窓口にて 受け付けています。 |
科目免除
試験の種類:丙種化学液石KHKの行う試験では、所定の条件を満たせば試験科目の一部が免除になります。試験科目の一部免除の条件は下記のとおりです。
| 免除科目 | 免除の申請に必要な証明書類 | 受験科目 |
|---|---|---|
| 保安管理技術 | 保安管理技術製造第三講習の 講習修了証昭和41年9月30日 以前に当該講習課程を 修了したものに限る。 | 学識法令 +学識 |
| 保安管理技術 +学識 | 丙種化学液石講習の講習修了証 ※1 | 法令 |
※1:昭和41年10月1日~平成7年3月31日の製造第三講習の講習修了証でも可
合格率。丙種化学(液化石油ガス)責任者試験
科目別の合格率
全科目受験なのか、科目免除を使うのかで合格率が大きく変わります。
・令和6年度、丙種化学(液化石油ガス)責任者試験の合格率
| 令和6年度 丙種化学(液石)・種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 2,019 | 244 | 12.1% |
| 科目免除 | 977 | 784 | 80.2% |
| 計 | 2,996 | 1,028 | 34.3% |
・令和5年度 高圧ガス製造保安責任者・丙種化学(液化石油ガス)責任者の合格率
| 令和5年度 丙種化学(液石)・種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 2,128 | 357 | 16.8% |
| 科目免除 | 1,056 | 983 | 93.1% |
| 計 | 3,184 | 1,340 | 42.1% |
・令和4年度 高圧ガス製造保安責任者・丙種化学(液化石油ガス)責任者の合格率
| 令和4年度 丙種化学(液石)・種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 2,377 | 300 | 12.6% |
| 科目免除 | 909 | 884 | 97.2% |
| 計 | 3,286 | 1,184 | 36.0% |
・令和3年度 高圧ガス製造保安責任者・丙種化学(液化石油ガス)責任者の合格率
| 令和3年度 丙種化学(液石)・種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 2,625 | 473 | 18.0% |
| 科目免除 | 1,326 | 1,242 | 93.7% |
| 計 | 3,951 | 1,715 | 43.4% |
近年の合格率と難易度/偏差値、丙種化学(液化石油ガス)
令和3年度から令和6年度の期間において高圧ガス製造保安責任者試験、丙種化学(液化石油ガス)の合格率は34.3%から43.4%ですがただし、これは全科目受験と科目免除が合算数字ですので、あまり参考にならず、正確には上記表の内容で、全科目受験者の合格率が12.1%から18.0%、科目免除受験者の合格率が80.2%から97.2%で両者に非常に大きな差があります。そして想定される丙種化学(液化石油ガス)の難易度としては偏差値表示で47です。
| 試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2024年 令和6年 | 2,996 | 1,028 | 34.3% |
| 2023年 令和5年 | 3,184 | 1,340 | 42.1% |
| 2022年 令和4年 | 3,286 | 1,184 | 36.0% |
| 2021年 令和3年 | 3,951 | 1,715 | 43.4% |
| 2020年 令和2年 | 3,300 | 913 | 27.7% |
| 2019年 令和1年 | 3,755 | 1,444 | 38.5% |
| 2018年 平成30年 | 3,840 | 1,347 | 35.1% |
※全科目受験数と科目免除受験者数を合計した「合計の数字」を採用しています。
高圧ガス製造保安責任者の講習について
以下のスケジュールが公式サイトに記載され更新されています。
・講習の予定表・申込先
・講習検定試験の試験問題、正解答、合格者番号の公表
・一部免除講習(製造・販売)のご案内
・法定資格取得のための講習のご案内
・義務講習のご案内
丙種化学(液化石油ガス)責任者の選任範囲
LPガスの製造に係る保安の統括的又は実務的な業務を行う方に必要な資格です。
製造施設の規模で保安技術管理者に選任される場合は制限を受けます。
保安主任者及び保安係員に選任される場合は、その規模の制限はありません。
また、一定以上の経験を有している人は、LPガス以外の高圧ガス製造施設の保安係員にも選任されることができます。
| – | 丙種化学(液石) |
| 保安技術管理者 | ○※2 |
| 保安主任者 | ○※3 |
| 保安係員 | ○※3 |
| 販売主任者 | ○※3 |
| 移動監視者 | 〇 |
| 取扱主任者 | 〇 |
| 容器検査主任者 | 〇 |
丙種化学(液化石油ガス)責任者の選任範囲
○:選任可、×:選任不可
※2:処理能力が100万m3/日未満のLPガス事業所に限り選任できる
※3:LPガスに限り選任できる。一般高圧ガスの保安係員への選任については都道府県に確認が必要。
丙種化学(特別試験科目)責任者の選任範囲
石油化学コンビナートなどの製造事業所、充てん事業所、天然ガススタンドなどで、製造に係る保安の実務的な業務を行うに必要な資格です。
高圧ガスの種類と製造施設の規模については制限はありませんが、この免状は保安係員のみに選任されます。
| 丙種化学(特別) | |
| 保安技術管理者 | × |
| 保安主任者 | × |
| 保安係員 | 〇 |
| 販売主任者 | × |
| 移動監視者 | 〇 |
| 取扱主任者 | 〇 |
| 容器検査主任者 | 〇 |
丙種化学(特別試験科目)責任者の選任範
○:選任可、×:選任不可
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