日本コンプライアンス・オフィサー協会が主催する、JAコンプライアンス3級は、JA(農業協同組合)グループの役職員が、日常業務を適正かつ安全に遂行するために必要となるコンプライアンスの基礎知識を体系的に身につけることを目的とした資格です。
近年、法令遵守や利用者保護、個人情報管理、反社会的勢力への対応など、JAを取り巻くコンプライアンス環境は一層厳しさを増しています。本試験では、こうした背景を踏まえ、法令・内部規程の基本、職場で起こりやすい事例への対応、倫理意識の重要性など、実務に直結する内容が分かりやすく出題されます。
3級は初学者や新入職員でも取り組みやすいレベルで構成されており、コンプライアンスの全体像を理解する入門資格として最適です。JA職員としての基礎力向上はもちろん、組織全体の信頼性向上に貢献する第一歩として、多くの受験者に選ばれています。
コンプライアンス・オフィサー認定試験の一覧
金融コンプライアンス・オフィサー1級
金融コンプライアンス・オフィサー2級
保険コンプライアンス・オフィサー2級
JAコンプライアンス3級
金融個人情報保護オフィサー2級
金融AMLオフィサー[基本]
金融AMLオフィサー[実践]
金融AMLオフィサー認定試験[基本] (CBT方式)
金融AMLオフィサー認定試験[実践] (CBT方式)
CBT金融AMLオフィサー[取引時確認]
社会人コンプライアンス検定試験(CBT方式)
CBT金融コンプライアンス・オフィサー2級
JAコンプライアンス3級試験の概要
以下経済法令研究会の公式サイトより
| 出題形式 | 三答択一式 50問(各2点) |
|---|---|
| 科目構成 | 事業共通 30問 信用事業 5問 共済事業 5問 経済事業 5問 その他 5問 |
| 合格基準 | 満点の60%以上 (試験委員会にて最終決定) |
| 試験時間 | 90分 試験開始後60分間, 終了前10分間は退席禁止 |
| 持込品 | 受験票 HBの鉛筆 消しゴム |
JAコンプライアンス3級試験の概要
難易度と合格率
2017年3月から2025年3月の期間で銀行業務検定、JAコンプライアンス3級の合格率は58.26%から91.85%で、試験の難易度としては偏差値表示で38です。
| 試験日 | 受験者数 | 合格者数 認定者数 | 合格率 認定率 |
|---|---|---|---|
| 2025年3月 (第64回) | 874 | 666 | 76.20% |
| 2024年3月 (第61回) | 1,011 | 589 | 58.26% |
| 2023年3月 (第58回) | 925 | 731 | 79.03% |
| 2022年3月 (第55回) | 1,668 | 1,367 | 81.95% |
| 2021年3月 (第52回) | 2,264 | 1,789 | 79.02% |
| 2019年3月 (第46回) | 1,767 | 1,623 | 91.85% |
| 2018年3月 (第43回) | 1,811 | 1,572 | 86.80% |
| 2017年3月 (第40回) | 1,391 | 1,244 | 89.43% |
試験日程。試験日と申し込み
コンプライアンス・オフィサー認定試験の日程、試験日、試験時間は(株)経済法令研究会のサイトにて、常にアップデートされていますので、下記リンクより参照ください。
経済法令研究会より
株式会社CBT-Solutionsより
お問い合わせは
日本コンプライアンス・オフィサー協会
電話 03-3267-4826
または
経済法令研究会 検定試験運営センター
勉強方法・勉強時間

勉強方法!勉強時間!
以下はJAコンプライアンス3級「短期合格向け 勉強方法」 です。
1〜2週間での勉強時間で合格を想定し、実務未経験者でも対応できる構成にしています。
短期合格のための勉強方法(1〜2週間)
① 全体像の把握(1日目)
まずは公式テキスト(または指定教材)を細かく覚えようとせず、一気に通読します。
この段階の目的は暗記ではなく、
- コンプライアンスとは何か
- どのような分野(法令・不祥事・内部管理)が出題されるか
を把握することです。
☆ ポイント
・理解できない部分は飛ばしてOK
・章末の「重要」「ポイント」表記だけはチェック
② 頻出テーマを意識した読み込み(2〜4日目)
次に、出題されやすい分野を意識して再読します。
特に重点的に見るべき分野は
- 法令遵守(基本的な法律・規程の考え方)
- 利用者保護・説明義務
- 個人情報保護・情報管理
- ハラスメント・職場規律
- 不祥事・不正行為の防止
☆ ポイント
・「〇〇してはならない」「〇〇が義務」といった表現に注目
・細かい条文暗記は不要。考え方・判断基準を押さえる
③ 過去問題・問題集を最優先(5〜10日目)
短期合格の最大のカギは問題演習の反復です。
過去問や問題集がある場合は、最低2〜3周解きましょう。
☆ 解き方のコツ
- 間違えた問題は、テキストに戻って該当箇所だけ確認
- 正解しても「なぜ正しいのか」を軽く確認
- 記憶よりも判断パターンを身につける
※ 本試験は「正しい/誤っている」「適切/不適切」を判断させる問題が中心です。
④ 事例問題は“常識+ルール”で判断(直前期)
JAコンプライアンス3級では、
実務を想定した事例問題が多く出題されます。
迷った場合は、
- 利用者保護が最優先か
- 法令・規程に反していないか
- 組織の信用を損なわない行動か
という視点で考えると、正答に近づきます。
☆ 「迷ったら厳しめ・慎重な選択肢」が正解になりやすい
⑤ 試験前日は「覚える」より「確認」
前日は新しい知識を詰め込まず、
- よく間違えた問題
- 用語の意味(コンプライアンス、内部統制、不祥事 など)
- NG行動の典型例
をざっと見直すだけで十分です。
短期合格のコツまとめ
- テキスト完璧主義は捨てる
- 過去問・問題集中心で回す
- 条文暗記より「考え方」を重視
- 迷ったら「利用者保護・法令遵守・慎重対応」
出題頻度が高い重要論点チェックリスト
✔ は試験前に「理解できているか」「判断できるか」を確認するための項目です。
すべて説明できれば合格ラインと考えて問題ありません。
① コンプライアンスの基本概念【最重要】
- ☐ コンプライアンスの意味(法令遵守+社会的規範)
- ☐ JAにおけるコンプライアンスの重要性
- ☐ 法令・内部規程・マニュアルの位置づけ
- ☐ コンプライアンス違反が与える影響(信用・経営・利用者)
- ☐ 職員一人ひとりの責任と役割
② 法令遵守・内部規程【頻出】
- ☐ 法令と内部規程の違いと優先関係
- ☐ 業務に関係する基本的な法律の考え方
- ☐ 規程・マニュアルを守る意義
- ☐ 違反を発見した場合の対応(報告・相談)
- ☐ 「知らなかった」は免責にならないこと
③ 利用者保護・説明義務【最重要】
- ☐ 利用者本位の業務運営の考え方
- ☐ 説明義務の重要性(分かりやすく・誤解を与えない)
- ☐ 不利益事項・リスクの説明
- ☐ 強引な勧誘・誤認させる説明の禁止
- ☐ 苦情・相談への適切な対応姿勢
④ 個人情報保護・情報管理【最重要】
- ☐ 個人情報とは何か
- ☐ 取得・利用・保管・廃棄の基本ルール
- ☐ 業務目的以外での利用禁止
- ☐ 情報漏えいの典型例(誤送信・置き忘れ等)
- ☐ SNS・私物端末利用のリスク
- ☐ 情報事故発生時の初動対応
⑤ 不祥事・不正行為の防止【頻出】
- ☐ 不祥事の代表例(横領・不正処理・隠蔽など)
- ☐ 不正が起きやすい環境・兆候
- ☐ 「少しなら」「前例がある」という考えの危険性
- ☐ 内部牽制・チェック体制の重要性
- ☐ 早期発見・早期報告の重要性
⑥ ハラスメント・職場規律【頻出】
- ☐ ハラスメントの種類(パワハラ・セクハラ等)
- ☐ ハラスメントに該当する具体例
- ☐ 受け手の感じ方が重視される点
- ☐ 職場の秩序・規律を守る必要性
- ☐ 相談・報告窓口の存在と役割
⑦ 反社会的勢力への対応【重要】
- ☐ 反社会的勢力とは何か
- ☐ 関係遮断の原則
- ☐ 不当要求への基本対応姿勢
- ☐ 個人判断で対応してはいけない理由
- ☐ 組織としての対応の重要性
⑧ 内部通報制度・相談体制【重要】
- ☐ 内部通報制度の目的
- ☐ 通報者保護の考え方
- ☐ 相談・通報をためらわない重要性
- ☐ 組織風土とコンプライアンスの関係
⑨ 事例問題対策(判断基準)【超重要】
- ☐ 利用者保護が最優先になっているか
- ☐ 法令・規程に反していないか
- ☐ 組織の信用を損なわない行動か
- ☐ 独断で判断していないか
- ☐ 上司・関係部署への報告が必要か
試験直前チェック
- ☐ 「適切/不適切」を即判断できる
- ☐ グレーな場合は「慎重・厳格」な選択肢を選べる
- ☐ 実務常識+ルールで説明できる
試験当日に見る A4・1枚 要点まとめ

試験当日!
以下は、JAコンプライアンス3級試験当日に見る「A4・1枚 要点まとめ」です。
※ 試験直前5〜10分で全体を確認する想定で、
「覚える」ではなく判断ミスを防ぐことに重点を置いています。
① コンプライアンスの基本【最重要】
- 法令遵守+社会的規範・倫理
- 職員一人ひとりが当事者
- 違反=信用失墜・経営リスク
☆ 迷ったら「組織の信用・利用者保護」を最優先
② 法令・内部規程の考え方
- 法令 > 内部規程 > マニュアル
- 「知らなかった」は理由にならない
- ルールは必ず守る・勝手に変えない
☆ 独断判断はNG、必ず報告・相談
③ 利用者保護・説明義務【超重要】
- 分かりやすく、誤解を与えない説明
- 不利益・リスクは必ず説明
- 強引な勧誘・曖昧説明はNG
- 苦情は真摯・迅速に対応
☆ 利用者不利にならない選択肢が正解
④ 個人情報保護・情報管理【超重要】
- 業務目的以外の利用禁止
- 第三者提供は原則不可
- 誤送信・置き忘れ・私物端末に注意
- SNS投稿は情報漏えいリスク大
☆ 事故時は隠さず即報告
⑤ 不祥事・不正行為防止
- 横領・不正処理・隠蔽は重大違反
- 「少しなら」「前例がある」はNG
- チェック・牽制は重要
☆ 早期発見・早期報告が評価される
⑥ ハラスメント・職場規律
- パワハラ・セクハラ等に注意
- 受け手の感じ方が重視
- 冗談・慣習でもNGの場合あり
☆ 悩んだら相談窓口へ
⑦ 反社会的勢力対応
- 一切関係を持たない
- 不当要求は個人対応しない
- 組織として対応
☆ その場で判断しない
⑧ 内部通報・相談制度
- 不正を見たら相談・通報
- 通報者は保護される
- 組織の自浄作用
☆ 見て見ぬふりはNG
⑨ 事例問題・判断の鉄則【最重要】
次の順で判断する
① 利用者保護
② 法令・規程遵守
③ 組織の信用
④ 報告・相談があるか
☆ 迷ったら「慎重・厳格・報告」
試験直前
- 独断行動 → 不正解
- 隠す → 不正解
- すぐ報告 → 正解
- 利用者軽視 → 不正解
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