銀行業務検定試験の税務4級とは、金融機関の営業店業務において必要となる税務の基礎知識を体系的に身につけることを目的とした入門レベルの資格です。
個人顧客との取引で頻繁に関わる所得税・住民税・相続税・贈与税などについて、実務で最低限押さえておくべき内容が中心に出題されます。
税務4級では、専門的な計算力や高度な税法解釈は求められず、「税金の仕組みを理解しているか」「基本的な用語や考え方を説明できるか」といった基礎理解が重視されます。
そのため、
- 金融機関に新たに配属された方
- 窓口・渉外担当として個人顧客対応を行う方
- 税務知識に苦手意識がある初学者
にとって、税務分野の最初のステップとして最適な試験といえます。
また、税務4級は、税務3級・2級へと進むための土台となる試験でもあり、今後より専門的な税務資格を目指す場合にも有効です。
税務4級の公開試験とCBT
公開試験
| 出題形式 | 三答択一式 50問(各2点) |
|---|---|
| 科目構成 | (1)税の常識 7問 (2)所得税 20問 (金融商品と税金・不動産所得 ・譲渡所得等) (3)相続税・贈与税 13問 (4)法人税 5問 (5)その他の税金 5問 (地方税・登録免許税 ・印紙税・消費税等) |
| 合格基準 | 満点の60%以上 (試験委員会にて最終決定) |
| 試験時間 | 90分 試験開始後60分間, 終了前10分間は退席禁止 |
| 持込品 | 受験票 HBの鉛筆 消しゴム 電卓(1台のみ使用可。ただし、 金融計算電卓、関数 ・メモ機能付きは不可) |
CBT
| 試験名 | CBT税務4級 |
|---|---|
| 受験資格 | 制限なし |
| 再受験 | 何回でも受験予約可能 |
| 出題形式 | CBT三答択一式50問 90分 |
| 科目構成 | (1)税の常識 7問 (2)所得税(金融商品と税金 不動産所得・譲渡所得等) 20問 (3)相続税・贈与税 13問 (4)法人税 5問 (5)その他の税金(地方税・ 登録免許税・印紙税・消費税等) 5問 |
| 申込 | 4月下旬~翌年3月下旬 |
| 試験日 | 6月上旬~翌年3月下旬 |
| 会場 | 全国の共通会場にて実施 各会場ごとのスケジュールは 受験者マイページより確認。 |
| 申込方法 | <個人申込> インターネット受付のみ 申込日より3日目以降の予約が可能 <団体申込> 経済法令研究会 CBT試験担当 電話:03-3267-4821まで。 |
| 受験票 | 受験票の発送はありません。 予約完了時の確認メールに 試験日程・会場のご案内あり |
| 当日は | 持ち物本人確認書類 ※電卓持ち込み不可 計算は画面上にて利用可能です。 ※試験教室には、スマートフォン等 通信機能やカメラ機能を搭載した 機器の持ち込みが禁止。 |
| 合格基準 | 100点満点中60点以上 |
| 合格発表 | 即時判定。 試験終了後に、全受験者に スコアレポート・出題項目一覧が 配布されます。 受験日の翌日以降、合格者は マイページから合格証書を ダウンロードください。 ①こちらよりマイページにログイン ②【CBT申込】をクリック ③申し込んだ試験の 【申込・受験履歴】をクリック |
| 試験後の 手続 | なし |
CBTの試験内容や難易度は公開試験に準じますが、PC画面での解答になります。
CBTとは、Computer Based Testingの事で、コンピューターを設置している全国のテストセンターで、受験する試験形態の事です。
試験日を限定されず、試験日を自分で選択できるのがCBTの利点です。
※公式サイト記載の注意事項
持ち物として、
※電卓持ち込み不可、画面上にて利用可能です。
※試験教室には、スマートフォン等通信機能やカメラ機能を搭載した機器の持ち込みが禁止されています。万が一、試験中に持ち込みが発覚した場合は、その場で試験中止(欠席)となりますのでご注意ください。
銀行業務検定試験、税務4級の合格率と難易度
銀行業務検定、2017年10月から2025年3月において税務4級の合格率は 49.35%~72.33%で難易度は偏差値表示で40です。
| 試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2025年3月 (第160回) | 1,026 | 585 | 57.02% |
| 2024年3月 (第157回) | 1,041 | 551 | 52.93% |
| 2023年3月 (第154回) | 1,167 | 654 | 56.04% |
| 2022年3月 (第151回) | 1,422 | 903 | 63.50% |
| 2021年3月 (第148回) | 1,884 | 1,354 | 71.87% |
| 2020年3月 (第145回) | 中止 | – | – |
| 2019年3月 (第142回) | 2,071 | 1,022 | 49.35% |
| 2018年3月 (第139回) | 2,433 | 1,467 | 60.30% |
| 2017年3月 (第136回) | 2,682 | 1,940 | 72.33% |
短期間で合格する勉強方法(目安:1~2週間)

勉強方法!
学習前提
- 税務の専門知識・簿記知識は不要
- 「暗記+過去問反復」で十分に対応可能
- 計算問題は少なく、用語理解と制度把握が最重要
【STEP1】公式テキストを通読(1~2日)
- 最初から完璧に理解しようとしない
- 太字・図表・用語解説中心に流し読み
- 以下の点を意識
- どの税金が「いつ・誰に・何に」かかるか
- 非課税・控除・特例の存在
☆ この段階では「全体像の把握」が目的
【STEP2】過去問(または問題集)を一気に解く(3~5日)
- 最重要フェーズ
- 間違えた問題は必ずテキストに戻る
- 正解の理由・不正解の理由を簡単にメモ
ポイント:
- 同じ論点が言い回しを変えて繰り返し出題される
- 「数字」「期間」「対象者」は特に要暗記
【STEP3】頻出論点の暗記+直前確認(2~3日)
- 重要論点を丸暗記レベルまで仕上げる
- 直前期は新しい問題に手を出さない
- 過去問を2~3周回せば合格圏
【合格のコツまとめ】
- 満点を狙わない(6~7割で合格)
- 計算は捨ててもOK、知識問題で確実に得点
- 「○×問題で迷わない」状態を作る
出題頻度が高い重要論点一覧

重要部分!
1.税務全般の基礎
- 税金の種類(国税・地方税)
- 直接税と間接税の違い
- 納税義務者・課税対象・課税時期
2.所得税(最重要)
- 所得税の仕組み
- 所得区分(10種類の概要)
- 利子所得・配当所得・給与所得・不動産所得 など
- 給与所得の基本的な考え方
- 源泉徴収制度
- 年末調整の概要
- 確定申告が必要なケース
3.住民税
- 所得割・均等割
- 課税主体(都道府県民税・市町村民税)
- 課税時期と納付方法
- 所得税との違い
4.相続税
- 相続税の課税対象
- 相続人の範囲
- 法定相続人・法定相続分
- 基礎控除の考え方
- 相続開始日(死亡日)
- 相続税の申告・納付期限
5.贈与税
- 贈与税の仕組み
- 暦年課税の基礎
- 非課税制度の存在(制度名レベル)
- 相続税との関係
6.消費税
- 消費税の仕組み
- 課税取引・非課税取引・不課税取引
- 税率(標準税率・軽減税率の区別)
- 納税義務者の考え方
7.金融商品と税金
- 預金利息にかかる税金
- 株式・投資信託の税務の基礎
- NISA・非課税制度の概要(名称・趣旨)
8.各種控除・非課税の考え方
- 扶養控除・配偶者控除(概要)
- 生命保険金・退職金の非課税枠(考え方のみ)
- 非課税と課税の違い
税務4級は「覚えた分だけ点になる試験」
- 出題範囲は広いが、内容は浅い
- 過去問ベースで頻出論点を押さえれば短期合格可能
- 次の税務3級への橋渡しとして最適
試験日程、試験日とCBT方式の申し込み
銀行業務検定試験の日程、試験日、試験時間は銀行業務検定協会の母体(株)経済法令研究会のサイトにて、常にアップデートされていますので、下記リンクより参照ください。
経済法令研究会より
株式会社CBT-Solutionsより
お問い合わせは
銀行業務検定協会
(経済法令研究会 検定試験運営センター)
〒162-8464 東京都新宿区市谷本村町3-21
電話 03-3267-4821
月~金(祝日除く)10:00~15:00
FAX 03-3267-4999
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