日本コンプライアンス・オフィサー協会が主催する
「CBT金融AMLオフィサー[取引時確認]」は、金融機関の営業店・窓口・渉外担当者が必ず押さえておきたいマネー・ローンダリング対策(AML)と取引時確認の実務対応を体系的に学べる資格試験です。
近年、口座不正利用や特殊詐欺、国際的な金融犯罪の高度化を背景に、金融機関にはより厳格かつ実効性のあるAML対応が求められています。とりわけ、お客様と直接接する現場では、「なぜ確認が必要なのか」「どこまで、どのように聞くのか」といった実務判断力と説明力が不可欠です。
本試験はCBT方式で実施され、
・マネー・ローンダリング対策の基礎知識
・営業店における取引時確認の実務対応
を中心に出題されます。法令や制度の理解にとどまらず、現場での具体的な対応力を測る内容となっている点が特徴です。
学習教材としては、「金融AMLオフィサー[取引時確認]対策問題集」(過去問・解答・解説)が試験対策の軸となり、出題傾向の把握や得点力強化に直結します。さらに、実務理解を深めるうえで評価が高いのが「AML対策を現場で強化 取引時確認の聞き方・話し方」です。
本書は、銀行等金融機関の窓口業務を想定し、取引時確認における「聞きづらい」「断りづらい」「伝えづらい」を解消するための具体的な会話例を豊富に掲載しています。最近の金融犯罪事例を盛り込んだ改訂版で、「もしかしてマネロンかも?」という気づきポイント**を実務の流れの中で理解できる構成です。苦情を招かない言葉の選び方や、利用者に好感を与えながら協力を得る説明方法など、試験対策だけでなく日常業務にも直結する内容となっています。
CBT金融AMLオフィサー[取引時確認]は、AML・取引時確認の知識を「わかる」から「使える」レベルへ引き上げたい金融実務担当者にとって、実務力とコンプライアンス意識の両面を証明できる資格試験です。
試験概要

試験の概要
| 試験名 | CBT金融AMLオフィサー[取引時確認] |
|---|---|
| 受験資格 | どなたでも受験可能 |
| 再受験規約 | 何回でも受験予約可能 |
| 出題形式 | CBT三答択一式50問 90分 |
| 出題範囲 | マネー・ローンダリング対策の基礎知識 営業店における実務対応 |
| 学習教材 | (PR) ・楽天Books: 金融AMLオフィサー[取引時確認]対策問題集 AML対策を現場で強化 取引時確認の聞き方・話し方 ・Amazon 金融AMLオフィサー[取引時確認]対策問題集 AML対策を現場で強化 取引時確認の聞き方・話し方 |
| 試験申込日程 | 4月下旬~ 3月下旬 |
| 試験実施日程 | 5月1日~翌年3月31日 |
| 会場 | 全国の共通会場(テストセンター)にて実施 各会場ごとのスケジュールは 受験者マイページよりご確認ください。 |
| 申込方法 | <個人申込> インターネット受付のみ 申込日より3日目以降の予約が可能 <団体申込> 経済法令研究会 CBT試験担当 (03-3267-4826)までお問合せ。 |
| 受験票 | 受験票の発送はありません。 予約完了時の確認メールに試 験日程・会場のご案内、 |
| 当日について | 持ち物本人確認書類 ※試験教室には、スマートフォン等 通信機能やカメラ機能を搭載した 機器の持ち込みが禁止されています。 ・筆記用具・メモ用紙について ・会場にて筆記用具とメモ用紙を渡します。 ・筆記用具とメモ用紙は試験終了後に回収。 |
| 認定基準 | 100点満点中70点以上 |
| 結果発表 | 即時判定。試験終了後に、 全受験者にスコアレポート・ 出題項目一覧が配布されます。 受験日の翌日以降、合格者は マイページから認定証書を ダウンロードください。 システム移行に伴い、 個人受験の方は受験日によって ログインするマイページが異なります。 ①こちらよりマイページにログイン ②【CBT申込】をクリック ③申し込んだ試験の【申込・受験履歴】 をクリック |
| 試験後の手続 | なし |
| 受験料 | 4,950円(10%消費税込) |
|---|---|
| お支払い方法 | ・クレジットカード ・コンビニエンスストア Pay-easy |
| 領収書 | マイページに 領収書ボタンが表示され、 下記の手順にてご自身での出力が可能。 ①マイページにログイン ②「CBT申込」クリック ③「領収書」ボタンをクリック ※試験実施後は、「申込・受験履歴」 タブ内にボタンが表示されます。 ④ポップアップ内にご希望の 宛名を入力後、 「領収書ダウンロード」ボタンをクリック |
| 変更・ キャンセル | 受験日や会場の変更・キャンセルは、 マイページより受験日の3日前 |
| 問い合わせ | 試験の内容についてのお問合せ ※法人の担当者は全てこちら】 日本コンプライアンス・オフィサー協会 (経済法令研究会 検定試験運営センター) TEL:03-3267-4826 (平日9:30~17:00※祝日を除く) お問い合わせフォーム ・試験の申込方法 ・当日についてのお問合せ 受験サポートセンター TEL:03-5209-0553 (8:30〜17:30※年末年始を除く) 受験に関するお問い合わせ ※お電話は応対品質向上のため、録音。 |
金融AMLオフィサー[取引確認] の合格率と難易度

合格率と難易度
金融AMLオフィサー[取引時確認]は、合格率79.12%から95.61%、難易度は偏差値表示で38です。
| 試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2024年6月 (第62回) | 627 | 550 | 87.72% |
| 2024年3月 (第61回) | 752 | 719 | 95.61% |
| 2023年10月 (第60回) | 1,017 | 959 | 94.30% |
| 2023年6月 (第59回) | 949 | 790 | 83.25% |
| 2023年3月 (第58回) | 867 | 686 | 79.12% |
勉強時間

勉強時間
**CBT金融AMLオフィサー[取引時確認](三答択一式50問・90分/70点以上合格)**に向けた
試験までの目安勉強時間は、受験者の実務経験によって次のように考えるのが現実的です。
金融機関勤務で、取引時確認・AML業務の経験がある方
目安:15〜25時間
すでに
・本人確認(KYC)の流れ
・疑わしい取引の考え方
・営業店での対応ルール
を理解している場合は、知識の整理と試験慣れが中心になります。
対策問題集を1〜2周し、用語・判断基準を確認すれば、70点到達は十分可能です。
金融機関勤務だが、AML・取引時確認の経験が浅い方
目安:25〜35時間
「聞く理由」「確認が必要なケース」「断る場面」の判断に迷いやすいため、
基礎知識+事例理解の両方が必要です。
・マネー・ローンダリング対策の基礎理解
・営業店での実務対応パターンの整理
・過去問演習による出題傾向把握
この3点を意識した学習で、安定して合格ラインに届きます。
金融機関未経験・AML初学者
目安:35〜45時間
AMLや取引時確認が初めての場合、
「なぜその質問をするのか」「どこがリスクなのか」の理解に時間がかかります。
・基礎知識のインプット
・会話例による実務イメージの定着
・問題演習で判断力を養成
を段階的に進めることで、無理なく70点超えが狙えます。
勉強時間の考え方(90分・50問試験の特徴)
本試験は
・三答択一式
・計算問題なし
・知識+実務判断が中心
という構成のため、暗記量は多くない反面、「理解不足=失点」になりやすい試験です。
そのため、短時間でも「問題演習+解説読み込み」を重視した学習が、最も効率的です。
まとめ(目安)
・実務経験者:15〜25時間
・経験浅め:25〜35時間
・未経験者:35〜45時間
勉強方法(短期合格・CBT対応)

勉強方法
① 全体像を把握する(最初の2〜3時間)
最初に行うべきは、細かい暗記ではなく試験の全体構造を理解することです。
・マネー・ローンダリング対策の目的
・取引時確認が必要となる理由
・営業店に求められる役割と責任
これらを意識しながら、
「AML対策を現場で強化 取引時確認の聞き方・話し方」を通読します。
この段階では、
・完璧に覚えようとしない
・会話例を読んで「現場の流れ」をつかむ
ことを重視してください。
② 対策問題集で出題パターンを知る(10〜15時間)
次に取り組むのが
**「金融AMLオフィサー[取引時確認]対策問題集」**です。
1周目は以下の進め方がおすすめです。
・問題を解く
・正誤にかかわらず必ず解説を読む
・なぜその選択肢が正解/不正解なのかを確認
三答択一式のため、
「消去できる選択肢」「紛らわしい表現」
が頻出します。
解説を読まずに先へ進むのは、最も非効率な勉強法なので避けましょう。
③ 間違えた問題を「実務視点」で整理する(5〜8時間)
1周目終了後、間違えた問題だけを見直します。
このとき重要なのは、
「知識不足」ではなく
**「実務判断が曖昧だった点」**を洗い出すことです。
例:
・なぜこの取引で確認が必要なのか
・なぜこの聞き方は不適切なのか
・どの段階で上席・管理者対応が必要か
ここで再度、「聞き方・話し方」の書籍に戻り、
該当する会話例や解説を確認すると理解が定着します。
④ 対策問題集を2周目で“点数化”する(5〜8時間)
2周目は、
「理解できているか」を点数で確認する段階です。
・制限時間を意識して解く
・正答率70〜80%を安定して取れるか確認
・迷った問題には必ず印を付ける
CBT試験では、
「知っているつもり」=「失点」になりやすいため、
迷いが出た論点は重点復習対象にします。
⑤ 試験直前は暗記より「判断基準の確認」(2〜3時間)
試験前日は、新しい知識を増やすよりも、
・取引時確認が必要となる代表的ケース
・疑わしい取引の気づきポイント
・営業店での基本対応フロー
を頭の中で整理することが重要です。
「この場面なら何を確認するか」
「どう説明すればよいか」
と状況をイメージしながら復習すると、三答択一でも迷いにくくなります。
勉強方法まとめ
・最初は全体像と実務イメージをつかむ
・対策問題集は解説重視で2周
・間違いは「判断基準のズレ」として修正
・直前は暗記より実務対応の整理
取引時確認は“知識”ではなく“判断”の試験です。
問題と実務を結びつけて学習することで、70点以上は十分に狙えます。
重要点チェックリスト(取引時確認・AML)

重要点チェックリスト
① マネー・ローンダリング対策の基礎知識
□ マネー・ローンダリングの目的と基本的な流れ(犯罪収益の隠匿・仮装・正当化)
□ マネロン対策が金融機関に求められる背景(金融犯罪・国際的要請・信頼確保)
□ AML対策とテロ資金供与対策の関係
□ KYC(顧客確認)と取引時確認の違いと位置づけ
□ リスクベース・アプローチの考え方
□ 顧客リスク・取引リスク・商品リスクの概念
□ 形式的確認ではなく「実質的確認」が求められる理由
② 取引時確認の基本ルール
□ 取引時確認が必要となる代表的な取引類型
□ 取引目的・資金の原資を確認する理由
□ 本人確認事項の範囲(氏名・住所・生年月日等)
□ 法人取引における確認ポイント
□ 実質的支配者確認の基本的考え方
□ 継続的顧客管理の意味と実務対応
□ 既存顧客であっても再確認が必要となるケース
③ 営業店における実務対応
□ 窓口・渉外担当者の役割と責任
□ 取引時確認を行う適切なタイミング
□ 書類確認とヒアリングの優先順位
□ 確認事項が不足している場合の対応
□ その場で判断せず、上席・管理者に相談すべきケース
□ 取引を謝絶・保留する判断基準
□ 顧客対応と内部ルールの優先関係
④ 「もしかしてマネロンかも?」の気づきポイント
□ 取引金額や頻度が不自然なケース
□ 取引目的が曖昧・説明が一貫しない場合
□ 資金の原資説明が不十分な場合
□ 代理人取引における注意点
□ 法人・個人事業主での不自然な取引構造
□ 急に取引内容を変更するケース
□ 確認を嫌がる・説明を拒む態度
⑤ 聞き方・話し方(試験頻出)
□ なぜ確認が必要かを分かりやすく説明できる
□ 顧客の不安・不満を刺激しない言葉選び
□ 高圧的・断定的な表現を避ける意識
□ 協力を得るための説明フレーズ
□ 苦情につながりやすいNG表現の理解
□ 「質問」ではなく「お願い」として伝える姿勢
⑥ 内部対応・報告の流れ
□ 疑わしい取引が疑われた場合の社内対応フロー
□ 窓口担当者が単独判断してはいけない理由
□ 管理者・本部へ報告すべきタイミング
□ 記録・保存の重要性
□ 守秘義務と顧客対応の注意点
⑦ 試験対策として特に意識すべきポイント
□ 法令名や条文暗記より「考え方」を重視する
□ 三答択一の消去法(明らかに不適切な対応を見抜ける)
□ 実務的に「やってはいけない対応」を選べる
□ 形式的確認と実質確認の違いを説明できる
□ 問題文の前提条件(顧客属性・取引内容)を読み落とさない
チェックリスト活用法
・問題集で間違えた論点にチェック
・試験前日はチェックが多い項目だけ復習
・「なぜ重要か」を一言で説明できるか確認
このチェックリストをすべて説明できる状態になっていれば、
70点以上の合格ラインには十分到達できます。
試験当日に見る A4・1枚 要点まとめ

試験当日に見る A4・1枚 要点まとめ以下印刷してください
1.マネー・ローンダリング対策の基本
・犯罪収益の隠匿・仮装・正当化を防止するための取り組み
・AMLは「形式確認」ではなく「実質確認」
・テロ資金供与対策もAMLの一部
・目的は犯罪防止+金融機関の信頼確保
2.リスクベース・アプローチ
・すべて同じ対応はしない
・リスクが高いほど確認を厚くする
・顧客リスク/取引リスク/商品リスクを総合判断
・違和感があれば「一段階引き上げて確認」
3.取引時確認の基本ポイント
・本人確認事項(氏名・住所・生年月日など)
・取引目的の確認は必須
・資金の原資を確認する理由を意識
・既存顧客でも状況変化があれば再確認
4.法人・代理人取引の注意点
・法人は「実質的支配者」の確認が重要
・名義人と実質利用者が異なる場合は要注意
・代理人取引は本人との関係性・権限を確認
・説明が曖昧な場合はその場で完結させない
5.「もしかしてマネロンかも?」の気づき
・取引金額や頻度が不自然
・取引目的が不明確・変わりやすい
・資金の原資説明に一貫性がない
・確認を嫌がる/質問を避ける態度
・急な取引変更や理由の説明不足
6.営業店での基本対応フロー
① 確認が必要と気づく
② 理由を丁寧に説明
③ 必要事項を確認
④ 判断に迷ったら上席・管理者へ相談
⑤ 取引の保留・謝絶は単独判断しない
7.聞き方・話し方(頻出)
・「質問」ではなく「お願い」の姿勢
・なぜ必要かを先に説明
・断定的・高圧的な表現はNG
・苦情回避は言葉選びが重要
・協力を得る説明ができているか
8.やってはいけない対応(失点ポイント)
・本人確認を省略・簡略化
・顧客の言い分だけで判断
・その場の雰囲気で取引を進める
・独断で取引を謝絶する
・記録・報告をしない
9.試験直前の確認ポイント
・正解より「明らかに不適切な選択肢」を消せるか
・実務的に「違和感がある対応」を選ばない
・迷ったら「確認を厚く」「上席相談」が基本
・形式より目的を思い出す
最後に
この試験は知識量より判断力。
「現場でこの対応をして問題ないか?」と自問しながら選択すれば、
70点以上の合格ラインは十分クリアできます。
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AML対策を現場で強化 取引時確認の聞き方・話し方
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