一般社団法人 金融財政事情研究会が主催する金融業務3級 事業承継・M&Aコースは、中小企業を取り巻く経営課題の中でも重要性が高まっている「事業承継」と「M&A」について、金融実務の視点から基礎知識を体系的に学べる資格試験です。
少子高齢化や経営者の高齢化が進む中、円滑な事業承継や第三者承継(M&A)は、企業の存続と地域経済の維持に欠かせないテーマとなっています。本コースでは、親族内承継・従業員承継・第三者承継それぞれの特徴や留意点に加え、株式評価、相続・税務の基礎、M&Aの基本的なスキームや進め方など、金融機関職員として押さえておくべき実務知識を幅広く学習します。
金融機関における渉外担当者や融資担当者をはじめ、事業承継支援やM&Aに関わる実務の入口として最適な内容で構成されており、初学者でも理解しやすく、実務に直結する知識が身につく点が特徴です。これから事業承継・M&A分野の基礎を固めたい方におすすめの検定試験です。
試験概要
| 対象者 | 金融機関の若手から中堅の渉外・ 融資担当者、公認会計士・税理士等 ※受験資格は特にありません。 |
|---|---|
| 試験範囲 | 1.事業承継の事前準備等 2.親族内・従業員承継の実務 3.社外承継(M&A)の実務 4.コンサルティングの実務 |
| 試験時間 | 100分 |
| 出題形式 | 四答択一式50問 |
| 合格基準 | 100点満点で60点以上 |
| 試験当日 | 持ち物本人確認書類 集合時刻必ず確認ください。 ■筆記用具・メモ用紙 ・会場にて筆記用具とメモ用紙を受け取る。 ・筆記用具とメモ用紙は試験終了後に回収。 |
| 合格発表 | 試験終了後、その場で合否に係る スコアレポートが手交される。 合格者は、試験日の翌日以降、合格証を マイページからPDF形式で出力できます。 |
| 持込み品 | 携帯電話、筆記用具、計算機、書籍を含め、 自席(パソコンブース)への私物の持込みは 不可。 テストセンター鍵付きのロッカー等に保管。 メモ用紙・筆記用具はテストセンターで 貸し出し。 計算問題は、試験画面上に表示される 電卓を利用。 |
| 対応教材 | (PR) ・楽天Books 金融業務3級 事業承継・M&Aコース試験問題集 ・Amazon 金融業務3級事業承継・M&Aコース 試験問題集 第1章 事業承継の事前準備等 第2章 親族内・従業員承継の実務 第3章 社外承継(M&A)の実務 第4章 コンサルティングの実務 |
| 試験日 | 通年実施 |
| 受験予約 | ※マイページより、自身で希望の日程・ テストセンターを予約。 ※受験の手順については公式CBTサイトの 「受験までの流れ」を参照。 ※予約が完了すると予約内容が記載された メールが送られ、受験票は発行しないが、 受験日の前日に確認メール受信。また、 マイページから予約状況の確認ができる。 受験日当日は、指定の本人確認書類が必要。 ※とりまとめ担当者は、団体管理画面で 行職員の申込状況を確認できます。 ※受験の予約・変更・キャンセルは、 マイページより受験日の3日前まで可。 ※受験日の2日前からは、受験予約の変更・ キャンセルは、返金等は無い。 ※受験料が受験者支払の場合、受験申込後の キャンセルに係る払戻しについては、 所定のキャンセル料あり ※受験申込された方の受験可能期間 (受験申込日の3日目以降の受験できる期間)は、 当初受験申込日から最長で1年間まで。 |
受験料・支払い方法
| 受験料 (税込) | 5,500円 |
|---|---|
| 支払方法 | 以下3通りから選択。 なお、コンビニエンスストア決済および Pay-easy決済の場合は、受験手数料+ 事務手数料297円(税込)の負担あり。 ・クレジットカード決済 ・コンビニエンスストア決済 ・Pay-easy決済 (Pay-easy:ゆうちょ銀行ATM ・ゆうちょダイレクト、 銀行などのATMやネットバンキング) |
問合せ先
| 主催 問合せ先 | 【試験のお申込み・受験についてのお問合せ先 ※受験者(個人・団体個人)】 受験サポートセンター TEL:03-5209-0553 ※電話は応対品質向上のため、録音あり。 受験に関する問い合わせ 【試験内容についてのお問合せ先 ※法人のご担当者(とりまとめご担当者)】 一般社団法人 金融財政事情研究会 検定センター 〒160-8529 東京都新宿区荒木町2-3 TEL:03-3358-0771 ※電話は応対品質向上のため、録音あり。 一般社団法人金融財政事情研究会 「金融業務能力検定」の一覧ページはこちら |
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試験地・試験会場
CBT-Solutionsウェブサイト
試験の流れとCBT申し込み
CBT-Solutionsウェブサイト
合格率と難易度

合格率と難易度
金融財政事情研究会が主催する、金融業務3級 事業承継・M&Aコースは即結果が出るCBT方式を採用しており、合格率は公表されておりませんが、想定の合格率として53%前後、公式サイト表示の難易度はレベル3,偏差値表示で48です。
勉強時間

勉強時間
金融業務3級 事業承継・M&Aコースの標準的な勉強時間は、20〜30時間程度です。
- 金融機関勤務・法人取引経験者:15〜20時間
- 金融業務の基礎知識がある方:20時間前後
- 事業承継・M&Aが初学の方:25〜30時間
CBT方式・60点合格のため、短期集中型でも合格を狙いやすい試験です。
勉強方法

勉強方法
試験問題集を使った短期合格向けです。
① 試験問題集を「通して読む」(1〜2日)
最初に行うべきなのは、
「金融業務3級 事業承継・M&Aコース 試験問題集」を最初から最後まで一度通読することです。
- 正解・不正解は気にしない
- 細かい暗記はしない
- 各章で
- 何を問われる試験なのか
- どの分野が重要そうか
を把握することが目的です。
対象章:
- 第1章 事業承継の事前準備等
- 第2章 親族内・従業員承継の実務
- 第3章 社外承継(M&A)の実務
- 第4章 コンサルティングの実務
② 出題頻度の高い章を中心に理解を深める(7〜10日)
次に、問題集を**「解きながら理解する」学習**に切り替えます。
特に重点を置くべき章は以下です。
- 第1章:事業承継の事前準備
・経営者の高齢化問題
・自社株対策の基本
・事業承継計画の考え方 - 第2章:親族内・従業員承継
・親族内承継と従業員承継の違い
・MBO・EBOの概要
・承継時の課題と留意点 - 第3章:社外承継(M&A)
・株式譲渡・事業譲渡の違い
・M&Aの基本的な流れ
・デューデリジェンスの概要 - 第4章:コンサルティングの実務
・金融機関の役割
・専門家(税理士・会計士等)との連携
・顧客へのヒアリングポイント
※「なぜその選択肢が正しい(誤りか)」を説明できるレベルを目標にします。
③ 問題演習の反復で得点力を固める(7〜10日)
理解が進んだら、問題演習の反復に重点を移します。
- 間違えた問題は解説を熟読
- 用語の混同(株式譲渡/事業譲渡、親族内承継/MBOなど)を整理
- 60点合格のため、頻出論点を確実に取る意識
CBT試験では、
試験問題集レベルを理解していれば十分合格可能です。
④ 直前期は「章別要点確認」に徹する(試験前2〜3日)
試験直前は、新しい問題には手を出さず、
- 各章の目的と流れ
- 重要用語
- ひっかけやすい論点
を章ごとに短時間で確認します。
「第1章→第4章を順にざっと見直す」だけでも、得点の底上げにつながります。
勉強方法のポイントまとめ

勉強方法まとめ
- 教材は試験問題集のみで十分
- 暗記よりも流れ・違いの理解を重視
- 章構成を意識して学習すると整理しやすい
- 20〜30時間の計画学習で合格圏内
出題頻度が高い重要論点チェックリスト

重要部分のチェックリスト
第1章 事業承継の事前準備等
□ 中小企業における事業承継問題の背景(経営者の高齢化・後継者不足)
□ 事業承継の3類型(親族内承継・従業員承継・社外承継)の特徴
□ 事業承継計画の目的と作成手順
□ 経営課題の見える化(人・モノ・カネ・情報)
□ 自社株対策の必要性
□ 株式評価の基本的な考え方
□ 相続・贈与の基礎知識(生前対策の重要性)
□ 事業承継税制(一般措置・特例措置の概要)
□ 金融機関が事前準備段階で果たす役割
ポイント
「事前準備の重要性」「承継方法の選択肢」「税制の概要」は頻出。
第2章 親族内・従業員承継の実務
□ 親族内承継のメリット・デメリット
□ 従業員承継の特徴と課題
□ MBO(マネジメント・バイアウト)の概要
□ EBO(エンプロイー・バイアウト)の概要
□ 親族内承継と従業員承継の違い
□ 承継時に発生しやすいトラブル(株式分散、資金不足など)
□ 後継者育成の重要性
□ 承継資金の調達方法(金融機関融資等)
□ 金融機関の関与ポイント
ポイント
「MBO・EBOの定義」「親族内と従業員承継の比較」は選択肢問題で狙われやすい。
第3章 社外承継(M&A)の実務
□ 社外承継(第三者承継)の特徴
□ 株式譲渡と事業譲渡の違い
□ M&Aの基本的な流れ
□ マッチングからクロージングまでの手続
□ デューデリジェンス(DD)の目的と種類
□ 企業価値評価の考え方(概念レベル)
□ 表明保証の基本
□ M&Aにおける留意点(従業員・取引先への配慮)
□ 金融機関・仲介会社の役割
ポイント
「株式譲渡 vs 事業譲渡」「M&Aの流れ」は最重要頻出論点。
第4章 コンサルティングの実務
□ 事業承継・M&Aにおけるコンサルティングの意義
□ 経営者へのヒアリング項目
□ 課題整理と解決策の提示方法
□ 税理士・公認会計士・弁護士との連携
□ 金融機関が単独で行ってよい業務・行ってはいけない業務
□ 情報管理・守秘義務
□ 利益相反への配慮
□ 長期的な取引関係構築の重要性
ポイント
「金融機関の立場・役割」「守秘義務・専門家連携」は確実に押さえる。
直前確認用(重要頻出TOP10)
□ 事業承継の3類型
□ 事業承継計画の目的
□ 事業承継税制の概要
□ 親族内承継と従業員承継の違い
□ MBO・EBOの定義
□ 株式譲渡と事業譲渡の違い
□ M&Aの基本的な流れ
□ デューデリジェンスの目的
□ 金融機関の役割
□ 守秘義務・利益相反
このチェックリストを
✔ 「できる/あいまい/未理解」で仕分け
✔ 「あいまい」「未理解」だけを問題集で再確認
するだけでも、合格ライン(60点)到達の可能性は大きく高まります。
試験当日に見る A4・1枚要点まとめ

以下を印刷、試験当日に見る紙
① 事業承継の全体像【最重要】
■ 事業承継の3類型
- 親族内承継:血縁中心/感情面で円滑だが後継者不在リスク
- 従業員承継:MBO・EBO/資金調達が課題
- 社外承継(M&A):第三者へ承継/企業存続・雇用維持に有効
「どの承継方法がどんな場合に向くか」を説明できるか
② 第1章 事業承継の事前準備
■ 事前準備のポイント
- 経営者の高齢化・後継者不足が背景
- 事業承継計画の策定が重要
- 人・モノ・カネ・情報の見える化
■ 自社株・税務
- 株式評価の基本(高いほど承継が困難)
- 相続・贈与は生前対策が有効
- 事業承継税制
→ 相続税・贈与税の納税猶予・免除(要件あり)
③ 第2章 親族内・従業員承継
■ 親族内承継
- メリット:社内外の理解を得やすい
- デメリット:後継者不在・能力不足
■ 従業員承継
- MBO:経営陣による買収
- EBO:従業員による買収
- 課題:株式取得資金の確保
「MBOとEBOの違い」は頻出
④ 第3章 社外承継(M&A)【最重要】
■ M&Aの基本的な流れ
- 相談・検討
- マッチング
- 基本合意
- デューデリジェンス(DD)
- 最終契約
- クロージング
■ 株式譲渡と事業譲渡
- 株式譲渡:会社ごと承継/手続簡便
- 事業譲渡:事業単位/個別同意が必要
■ デューデリジェンス
- 財務・税務・法務などの調査
- リスク把握が目的
⑤ 第4章 コンサルティングの実務
■ 金融機関の役割
- 課題整理・方向性の提示
- 専門家への橋渡し
- 融資・資金調達支援
■ 専門家連携
- 税理士・公認会計士・弁護士
- 単独で業務を行わないことが重要
■ 守秘義務・利益相反
- 顧客情報の厳格管理
- 中立性・公平性の確保
⑥ 直前チェック(超重要10項目)
□ 事業承継の3類型
□ 事業承継計画の目的
□ 事業承継税制の概要
□ 親族内承継と従業員承継の違い
□ MBO・EBOの定義
□ M&Aの流れ
□ 株式譲渡と事業譲渡の違い
□ デューデリジェンスの目的
□ 金融機関の役割
□ 守秘義務・利益相反
✔ 使い方(試験当日)
- 試験開始前に5〜10分で全体を一読
- 用語・流れ・比較論点を最終確認
- 細部は捨て、頻出論点で確実に得点
テキスト・過去問・問題集(PR)
金融業務3級事業承継・M&Aコースに公式テキストはなく、あるのは金融業務3級 事業承継・M&Aコース試験問題集で 第1章 事業承継の事前準備等 第2章 親族内・従業員承継の実務 第3章 社外承継(M&A)の実務 第4章 コンサルティングの実務の問題、解答、その各問題の解説文です。
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